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第一部 統一思想 第五章 教育論 : 一 「統一教育論」の原理的根拠 : (一) 三大祝福と教育の三大理念 |
教育とは、神様に似るように子女を養育するものであり、子女を神様に似るように導く努力です。神様に似るということは、成長しながら神様の神相と神性に完全に似るようになることを意味し、三大祝福(「生育し、繁殖し、万物を治めよ」)はそれぞれ神様の完全性、繁殖性、主管性に似なさいという意味です。
第一祝福において、神様に完全に似るというのは個性完成を意味し、心情を中心に生心と肉心が合性一体化して心と体が統一された状態をいいます。第二祝福において、繁殖性に似なさいというのは家庭完成を意味します。神様が陽性と陰性の調和体であるように、人間も神様の陽性と陰性の調和に似なさいという意味なのです。人間における陽性と陰性の調和とは、夫婦の調和をいうのであり、夫婦の愛の道理を完成しなさいという意味なのです。第三祝福において、主管性に似なさいというのは主管性完成を意味し、心情を中心として新生体をつくる神様の創造性に似なさいという意味です。
統一教育論では、三大祝福を基礎として教育の三大理念が成立します。第一に、被教育者を人格完成するように教える個性完成の理念、第二に、真の夫婦としての道理を全うするように教える家庭完成の理念、第三に、万物主管の能力をもつように教える主管性完成の理念が、教育の三大理念になります。