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第一部 統一思想 第三章 本性論 : 二 神性的存在 : (三) 創造的存在 |
神様の創造性は心情を基盤とした創造の能力です。神様が人間に創造性を与えたのは、人間が心情に基づいた愛によって万物を主管するようにするためでした。主管とは、自然万物や財貨などの物的対象はもちろん、人間関係において人的対象を扱う場合も含まれます。神様の愛をもって、このような主管活動をするのが本然の主管です。しかし堕落によって人間は神様の創造性を受け継ぐことができなくなり、自己中心的な創造活動のみを行うようになったのです。すなわち、心情の動機を失ってしまい、自身の利益のために理性的だけの創造活動を行ったのです。その結果、自然破壊や公害、殺戮兵器の開発など、様々な問題が引き起こされました。
今日の科学者たちは、価値観を排除したまま、客観的な事実のみを探求することが科学の使命であると理解しています。しかし、それは間違った考えであって、その結果、今日のような混乱状態になってしまったのです。科学者が心情を中心とした創造性を発揮するときのみ、科学は人類に貢献する文明の利器になることができるのです。そのように、科学者たちが真の創造性を回復し、価値観を中心とした科学活動を追及するようになるために、文鮮明先生が提案したのが「科学の統一に関する国際会議」なのです。