御言の図書館のサイトです。御言をはじめ様々な書籍を閲覧できるようにしてあります。
第一部 統一思想 第三章 本性論 : 二 神性的存在 : (一) 心情的存在 |
原相論において明らかにしたように、心情とは愛を通じて喜ぼうとする情的な衝動、すなわち愛さずにはいられない情的な衝動をいいます。したがって心情は愛の源泉であり、神様の人格の核心です。人間は神様の心情を体恤するとき、神様の人格に完全に似るようになります。そのように神様の心情を体恤することによって人格を完成した人間を心情的存在といいます。
心情は性相の核心部分であり、知情意の作用の原動力なので、人格形成の出発点であるのはもちろん、真美善の価値の出発点であり、文化創造の出発点となります。文化とは、科学、哲学、芸術、道徳、倫理、政治、経済、法律、言論、スポーツなど、すべての知情意の活動の成果です。したがって本然の世界においては心情的人間が文化活動の主役となるのです。