第一部 統一思想 第二章 存在論 : 二 連体 : (四) 格位から見た連体

 秩序体系から見るとき、すべての万物は連体です。宇宙は秩序体系であり、家庭や団体や国家も秩序体系です。このような秩序体系において、一つの個体は主体に対しては対象格位にあり、対象に対しては主体格位にあります。したがって一つの個体は秩序体系において同時に主体格位と対象格位に立つようになります。このような連体格位的な個性真理体を、また連体といいます。