第一部 統一思想 第二章 存在論 : 二 連体 : (三) 関係の方向性から見た連体

 外的四位基台の形成において、人間は上下、前後、左右の六つの方向に授受作用をなしています。「私」を中心として見るとき、上の方向には父母、上司、年長者がいて、下の方向には子女、部下、年少者がいます。前には先生、指導者、先輩がいて、後には生徒、後輩、追従者がいます。右の方向には兄弟、友人、同僚たちがいて、左側には自分と意見が合わない人、反対する人、性格が一致しない人たちがいます。このように、人間は六つの方向において他人と関係を結んでいます。このような六つの方向に関係を結んでいる個性真理体も連体です。