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第一部 統一思想 第十一章 方法論 : 二 「統一方法論」から見た従来の方法論 : (十三) 分析哲学 |
分析哲学は言語構造の論理的分析を哲学の主要な任務と考えました。「統一思想」から見るとき、言語は本来、愛を実現するためのものであって、言語の論理構造は愛の実現のために必要な一つの条件にすぎません。言語は内的発展的授受作用によって形成されますが、内的授受作用には理性を中心とした知的な面(ロゴス的側面)と情感を中心とした情的な面(パトス的側面)があります。分析哲学は、そのうちロゴス的側面だけをとらえて論理性のみを追求し、心情的、価値的な側面を無視した結果になってしまったのです。