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第一部 統一思想 第九章 認識論 : 五 認識の過程 : (三) 理性的段階の認識 |
理性的段階は認識の完成的段階をいい、推理、連想などを行う思考過程をいいます。以前からもっていた内的形状(対照)の様々な要素、すなわち観念、概念、数理、原則の中から必要なものを選んで、内的性相(主体)がそれらを連合、分離、分析、総合することによって、様々な観念(概念)をあれこれと操作する過程です。観念(概念)の操作とは、内的性相が内的形状の様々な観念や概念をいろいろと対比すること、すなわち対比形の授受作用をすることによって、新しい観念(概念)を得ることを意味します。知識の増大は、この観念操作の反復によるのです。