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第一部 統一思想 第九章 認識論 : 五 認識の過程 : (一) 感性的段階の認識 |
感性的段階は認識過程の蘇生的段階であり、外的自同的四位基台が形成される段階です。意識的または無意識的な目的を中心として、主体(人間)と対象(万物)間の授受作用が行われ、対象の内容と形式が主体の感覚中枢(感性)に反映されて映像または表象を形成します。これが感性的内容と感性的形式から成る「感性的認識像」です。感性的段階で形成される感性的内容や感性的形式は断片的な映像の集合にすぎず、対象に似た統一的な映像を成しえていません。したがって、この段階では対象が具体的に何であるかを知ることはできません。