第一部 統一思想 第九章 認識論 : 四 認識の方法 : (一) 授受作用

 認識の方法は「授受作用の法則」すなわち「授受法」です。したがって認識は「主体と対象の授受作用によってなされる」という命題が立てられるのです。認識における主体は、対象に対する関心や原型など主体的条件をもった人間をいい、対象は内容(属性)と形式(存在形式)など対象的条件をもった万物(事物)をいいます。また認識は知識の獲得や増大を意味するので、授受作用による「繁殖」の概念に含まれます。