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第一部 統一思想 第九章 認識論 : 三 原意識、原意識像、思惟形式 : (三) 思惟形式の形成 |
人間の体は万物の総合実体相なので、万物の存在形式はそのまま体の存在形式になります。その存在形式がそのまま原意識に反映されて心的形式、すなわち関係像になります。心的形式とは、まさに思惟形式のことであって、思惟形式は存在形式を根拠として生じているのです。したがって存在形式は思惟形式の対応源になります。このように細胞や組織において、物質次元の存在形式(関係形式)が原意識に反映されて心的形式である関係像になりますが、細胞次元の心的形式である関係像は一種の情報となって大脳の上位中枢に伝達され、その過程で様々な関係像が整理され分類されながら大脳の皮質中枢に到達して、思惟形式が確定されると見ます。すなわち外界の存在形式に対応する思惟形式が大脳次元の意識(心)の中に形成されるのです。