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第一部 統一思想 第九章 認識論 : 三 原意識、原意識像、思惟形式 : (一) 原意識 |
ロゴス(理法)によって創造された宇宙は、神様の意識があまねく満ちている宇宙意識の場ということができます。「原意識」とは、細胞や組織内に浸透して、個別化された宇宙意識をいいます。心の機能という点から見るとき、原意識は低次元の心です。したがってそれは細胞内に入った低次元の宇宙意識または低次元の神様の心ということができます。あたかも電波がラジオに入って音声が出るように、宇宙意識が細胞や組織内に入って、それらを生かすようになるのです。結局、原意識とは生命をいい、それは感知性、覚知性、合目的性をもった潜在意識なのです。原意識の機能は、遺伝情報(暗号)の解読と情報の指示事項の遂行、情報の伝達などです。すなわち宇宙意識がまず細胞に染み込んで原意識になれば、その中にあるDNAの遺伝情報を解読するのです。そして、その情報の指示に従って、細胞や組織を活動せしめるのです。そしてまた、生体の成長に従って、細胞と組織の増大、新器官の形成と成長、細胞間および組織間の相互関係の形成などを実現する機能を発揮します。