第4章 天一国の民になる道 : 五 天一国主人の生活 : 2. 純潔の八段階

 救援摂理は再創造摂理です。再創造摂理は、神様の創造原則にかなう純潔な万物、純潔な人、純潔な血統、純潔な愛を立てるためのものが創造の理想であり、創造目的なので、これを成し遂げるためには、私たちの一身において自由にならなければなりません。
 純潔な体を取り戻すためには、サタンの基盤になっている体を打って、サタンを追放してしまわなければなりません。そして、純潔な心と体、物質と精神が一つになり、それからサタン圏を抜け出し、約婚段階において3年を経たのちに完成圏の祝福家庭を成すのです。これを原理から見るときには、人間の責任を完成することができる立場に上がっていくということです。このような復帰路程と蕩減路程を知らなければなりません。このようにしなければ上がっていく道がありません。

 純潔の八段階とは、純潔、純血、純愛、純孝、純忠、純聖、純婚、純家庭の道理を果たし、真の父母によって個人から家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙、神様まで、地上において八段階の秩序を完成した形態として立てることによって、はじめて対象的な横的個人、家庭、氏族、民族が相対的基準で一体化するのです。
 それで、無形の神様と実体の天地父母の愛を中心として、家庭的出発形態を拡大した世界理想の基準として抱き、一つの家庭形態として結論づけることができるようになるとき、地上天国と天上天国が解放され、天の国に直行することができる道が開かれるようになるのです。このような内容を成し遂げることが、神様と真の父母の使命です。
 心と体が一つになり、一心、一体、一念、一和の姿で神様の前に真の孝子となり、国の前に忠臣、世界の前に聖人、聖子の道理を果たし、純潔な孝誠の心で、「私は、永遠に真の父母に侍って暮らします」と言うことのできる群れにならなければ、天一国の民になることはできません。
 自分一人だけが幸せに暮らそうと考えることはできないということを発見しながら、世の中にいかなく困難や幸福な環境があったとしても、それを越えて不幸な立場にまでも自分が行き、開拓の王子の立場で神様の代身者になろうと思うことができてこそ、天一国を相続することができる相続者になるのです。
 一緒に暮らしたいと思って真の御父母様が苦労されるので、私は、千倍万倍苦労しても良く、持っているものをすべてかき集めて、その生活圏内に相対基準を造成し、誰よりも真の御父母様を解放された喜びの立場に立てようと思わなければなりません。
 自分は極の極の立場で苦難も消化しながら感謝することができ、賛美を捧げ、天の前に栄光を捧げ、子孫の前に永遠に誇りを残してあげようと思うことができる人になってこそ、天一国の主人になることができるのです。

 習慣性を正し、サタンにずるずる引っ張られる糸口を残さないためには、神様の摂理としてこれは良いチャンスだと考えなければなりません。
 純潔の血統を残すためには、真の御父母様の血統を受けて継承した純潔な基盤の上に、純潔な愛によって純潔な種を蒔いて、純潔な子孫を迎えるその日の喜びを思って耐えて越えていかなければなりません。そのような道が、山の峠が重なりあっています。それを重大だと思って希望に満ちて越えていくことを先生はお願いします。分かりますか。

 真の父母は、アダムとエバが失敗したすべてのことに責任をもち、解決してあげなければなりません。そのようにしなければ、真の父母の立場に帰る道がありません。父母が植えたので父母が収穫し、悪いものは火で燃やし、良いものは倉庫に入れ、万民が要求する種を分配してあげなければならないというのです。それが原理のみ言です。純潔な血統のみ言です。理想の夫婦に関する愛のみ言です。それ以外に、人間として尋ね求めていく道はありません。それ以外はすべて消えていきますが、これは、人間の生命と共に、永遠の生涯と共に行くのです。そのように貴重なのです。

 血統を維持しなければなりません。清い血統、純潔な血統を維持しなければならないというのです。神様が堕落したアダムとエバを追放したのと同じように、血統が汚されれば、自分を完全に除去してしまい、堕落した人と同じように、再び人類の後ろに戻っていかなければならないのです。
 今後、天国の責任者は、このような純潔を守って生きてきた人だけがなることができるのです。この人たちは、主流の伝統思想を受け継いで相続していかなければなりません。祝福を受けた家庭が再堕落することは、絶対に赦すことができません。

 家に帰ってくれば、誰よりもまず父母にあいさつし、孝道を尽くす伝統がありますが、それは、特に女性に強く強調されたことです。なぜ沈清でしょうか。それは、女性が不孝をしたからです。世界的な歴史を蕩減し、孝子の伝統を立てるために、一人の女性をナンバーワンの位置に立てなければならないのです。復帰天国を成していく時に、これが蕩減の第一条となるので、女性が孝子の伝統を立て、志操を守り、純潔を誇ることができる娘になったというのです。

 天国の主人になるということは、孝子になったのちに言う言葉です。孝子の次には、忠臣、聖人、聖子の家庭です。
 聖子の家庭が真の家庭です。真の家庭になってこそ、天国の主人になるのです。

 心と体が一つにならなければ、今後、天国に行くと考えてはいけません。
 もし原理のみ言を知って一つになろうと思ったならば、一つになる時まで、あの世に行って待たなければなりません。

 皆さんは、孝子にならなければならず、孝婦にならなければならず、それから孝聖にならなければなりません。その次には、純潔、純血、純愛を中心として、家庭基盤の上で神様に対して家庭的孝子にならなければなりません。一人だけではありません。家庭全体が孝子にならなければなりません。そして、孝子忠臣家庭、それから孝子聖人家庭、孝子聖子家庭です。
 そのような立場で、個人から天宙まで、あの世の天国の王権を受け継ぐことができる王子、王女として、遜色のない主人の代身者とならなければなりません。私たちは、常にそのような訓練をしなければなりません。天一国主人という言葉は、そのような意味です。

 真の父母がすべてを収拾し、主人の位置に奉献してさしあげなければなりません。なぜかというと、アダムとエバは、結婚したのちに相続されるのです。結婚前に所有しているということは、盗品を購入したということです。
 盗んだ品物を買って使っているか、借りて使っているか、自分で盗んで使っているか、主人ではない者が主人の役割をしているということです。すべて果たし、純潔、純血、純愛の家庭を中心として、家庭的孝子忠臣、家庭的孝子聖人、家庭的孝子聖子を真の父母の前にすべて捧げ、神様の前に収拾してさしあげなければなりません。その国も、すべてこのような婚姻申告をしなければならず、出生申告をしなければなりません。

 祝福された家庭は、純潔血統、純愛家庭を中心として、家庭的孝子、国家的孝子、世界的孝子、天宙的孝子になって「神様は私の父だ」と言わなければなりません。内外にあるすべてのものが似て、心も似て、体も似て、細胞も似て、一心、一体、一念、一和にならなければなりません。しかし、相対がいません。一和の立場で愛を投入しなければなりません。投入し、万物時代から絶えず上がっていかなければなりません。最終的には神様にまで上がっていかなければなりません。神様が喜ばれ、天下が喜び、天地が和動できる本然の創造理想、完成完結した解放的起源がそこから出発するのです。そこまで行かなければなりません。それを早くしなければなりません。雷のごとくしなければなりません。