従来の西洋の価値観の変遷を歴史的に考察することにします。それは絶対的価値を探求したギリシャ哲学とキリスト教価値観が、相対的な価値観に圧倒され、結局は無力化してしまった歴史的な経過をとらえるためであり、新しい価値観(絶対的価値観)によらなければ、今日の世界の混乱を収拾できないということを明らかにするためです。