第四章 祝福家庭の伝統と生活礼節 : 九 日常生活の礼節 : 2.顔

 顔はつくられたそのままですが、その表情はどうでしょうか。これは皆さんが習慣的に調整しなければなりません。歯が内側に曲がっているなら、できるだけ笑うなというのです。それはなぜでしょうか。毒蛇の歯のように見えるからです。ですからそのような女性は絶対口を開けて笑うなというのです。女性がそうだとしたら相当にきつい人に見えるからです。ですからできるだけ口を開けずに笑いなさい。

 女性が「ははは」と笑ってはいけません。女性は花であり、花が咲く時は音もなく「ぱっと」咲くのでしょうか。しゃなりしゃなりと咲くでしょう。そのような女性が女性らしいのであって、「ははは」ではないのです。西洋の人たちは「はっはっは」と笑います。それが男性ならばまだ分かりませんが、女性は見ていられません。本当に見ていられないのです。いくら西洋人だとしても、私たちムーニーはそうであってはいけません。

 笑いというものは本当に妙なものです。ちょっと笑うのも笑いです。笑うとどうなるかというと、すべてのものが丸くなるのです。年取った男性が「はっはっは」と笑って、のけぞらずに、おなかを抱えると「くくく」というのです。なぜおなかを抱えるのでしょうか。丸くならなければならないからです。にこにこ笑う時には口元がちょっと上がりますが、「ははは」と笑う時には口が丸くなるというのです。ですから丸く笑う人の中には悪い人がいないのです。今骨相学を語っているのではありません。おもしろいでしょう。

 さて、皆さんが笑う時、目と鼻が別々に笑いますか、みな一緒に笑いますか。目が笑い、鼻が笑うのですが、口がこのような人(笑っていない人)は食べることに苦労するのです。また鼻が笑わずにこわばっている人は、娘や息子を授かりにくいのです。また、笑うには笑うのですが、このように目が笑っていない人は情が薄いというのです。全部このようにパーッと笑い、鼻が笑わなければなりません。