第四章 祝福家庭の伝統と生活礼節 : 五 夫婦が守るべき礼節 : 2.夫婦は信仰の同役者

 皆さんは農村に行って仕事をする時にも、一人で行って仕事をするようにはなっていません。夫婦が共に、その日の仕事を神様の前に報告して、行って仕事を始め、終えて帰ったときも神様の前に報告をしてから御飯を食べるようになっています。そのようなことをすべて規範化させる、神様を標準とした生活がどんなに厳格かということを知らなければなりません。女性にも女性として守らなければならない家庭生活の規範があるし、男性にも男性として守らなければならない家庭生活の規範があるのです。このような膨大で天的な規範を体系化して、生活するのが、皆さんが行かなければならない路程であるにもかかわらず、その路程を行くことができなければとんでもないことです。

 歩くのも男性は右足をまず踏み出し、女性は左足を最初に踏み出さなければならないのです。どこかに行って座るにも男性は東側に女性は西側に座るのが原則です。御飯を準備する時、服を掛ける時など、すべてのことには方式があるのです。

 男性は女性のために見下ろし、女性は男性をだんだんと見上げなければなりません。女性は水の流れて来る方を見るのではなくて、流れて行く方を見なければなりません。水の流れてくる方を見上げる女性は尻の軽いタイプです。本来男性が座るところは女性が準備してあげなければなりません。たんすを使う時も男性が右側なら女性は左のものを使わなければならないし、男性が上ならば女性は下を使わなければなりません。例を挙げると、男性の上着の上に女性のスカートや下着を置いてはいけません。男性の服の上に女性の服を載せてはいけません。

 責任者の夫人は夫が玄関を出る時、絶対に夫の悪いところを指摘してはなりません。妻が指摘をすることによって夫一人の心を暗くした波動は世界を暗くするのです。悪いところを指摘する時は夜にしなさい。そうするとすべての問題が夜の間にすべて解決されるのです。男性は朝戦いに行くのです。そういう夫のために妻は朝早く起きてサービスをたっぷりしなければなりません。

 夫に殴られても感謝の祈祷をしなければなりません。「夫として妻を一度殴ることもできなくて良いでしょうか。ありがとうございます」と。

 夫婦間の一人が傾けば心情と精誠で補充しなければなりません。

 パウダーをたたき香水をかけても、女性はいつも美しくなければなりません。女性は情緒生活において借りをつくってはいけません。また夫の体や衣服などについて、いつも関心をもたなければなりません。夫が家に帰ってきた時、疲れているようだったら洗顔のための水を持ってきてあげて、歯を磨く準備もしてあげて、足も洗ってあげ、髪もとかしてあげなさい。女性の笑いは家の中の花です。円満な家庭を成そうとするなら女性は喜悲劇の一等女優にならなければなりません。夫が喜んでいるときも完全に溶かし、悲しいときも完全に溶かさなければなりません。

 服は少なくとも三日に一度は着替えなければなりません。髪もそのようにしょっちゅう洗わなければなりません。そしていつもほほえんでいなさい。ほほえみは心の花です。いつも花を咲かせて香りを漂わせなさい。ヘアー・スタイルや化粧で相手をテストすることを知らなければなりません。自分の顔や姿で相手の心を喜ばせてあげられなければ、趣味でそれに代えなければなりません。音楽とかすべての芸術を総動員してみなさい。雑誌などを見て女性の生理について説明してもよいし、文学書籍を読んでおいてそれを説明してもいいのです。夫が幼子のようにスカートのすそに包まれて暮らすようにしてあげなさい。

 夫婦はせっかく会ったのだから両腕をつかんで死んでも生きても共に行かなければなりません。どうせ行くのなら格好よく行きましょう。

 結婚したのちには皆さんは勝手に行動できません。結婚後、どこに行かなければならないのでしょうか。神様の愛を受け持たなければなりません。人間が男性、女性として生まれたのは愛のゆえにです。愛は夫婦になって一つになることによって結実を結ぶことができます。皆さんは神様の愛が二性性相によって分立された実体であり、分立された実体が合成一体化されるために神様の愛を求めていかなければなりません。

 祝福家庭が子供を抱いて愛し方を知っているなら、その娘、息子が何ゆえに生まれたのかということを心に刻まなければなりません。神様のゆえに生まれたということを知らなければなりません。神様という因縁を通して生まれました。夫が貴く妻が貴くて秘密に何かを話すとしても、その相手が自分同士で決めて出会った相手ではありません。公的な天道を前において出会った人です。神様が介在して出会った人です。そのような自分たちが悲惨になれば悲惨になるほど神様が悲惨になるということを、私たちは知らなければなりません。

 家庭的な基盤を築くために、夫が妻に合わせてあげれば福を受けるし、妻が夫に心を合わせてあげれば福を受けるのであり、子女たちが一つになれば福を受けるのです。今は家庭救援時代なのです。

 女性は天道に従って順応して、女性として行かなければならない道を行かなければなりません。夫が一緒に死のうといったら死ななければなりません。死んでもあの世に行って一緒に生きれば良いのです。夫の命令を絶対視し、夫の命令に従順に従ったのちには解放される道があるというのです。人倫の世界の道徳観において悪の堕落圏内にいるとしても、三綱五倫を中心として順応する人たち、絶対従順であるという基準を立てた人たちは、もう一度解放される道が依然として残されているのです。