第四章 祝福家庭の伝統と生活礼節 : 二 信仰生活で模範となる家庭 : 2.祈祷生活は御飯を食べることよりも重要

 祈祷をしなければなりません。祈祷の時間を定める時は早朝にしてみて、朝もしてみて、昼にもしてみて、夕方にもしてみて、夜にも10時にしたり12時にしたりしてみるのです。そのように多年間祈祷生活をしてみて、何時から何時まで祈祷するのが自分に一番合う時間なのかを知らなければなりません。それを知って、自分に合う時間に精誠を捧げなさいというのです。

 できれば恩恵基準の高い人を中心として共に祈祷しなさい。そうすると、その人によって恩恵を受けるのです。もし夫が自分より恩恵の基準が高く信仰生活も模範的ならば、その夫によって恩恵を受けるようになるのです。そのように恩恵を受けるようになると、夫がこの世に二人といない美男子に見えるというのです。また夫が妻を通して恩恵を受けるようになると、その妻がこれ以上の美人はいないというくらいに美しく見えるというのです。この世の女性の中でも一番だというのです。本来夫婦はそうでなければなりません。それで目を開けさせればじっと見ていたいし、夜を明かしてもひそひそと話したくなるのです。それは滅びることではなくて栄えることです。

 御飯を食べる時間が一日にどのくらいになりますか。1時間半くらいにならないですか。1日に平均1時間半御飯を食べて生きるとすれば、霊的なことには御飯を食べる時間よりももっと多く投入しなければならないのです。それは、先生の今までの多年間の信仰生活で分かったことです。

 祈祷すれば必ず成されます。祈祷することによって力を受けます。祈祷することによって、これからこの問題がどうなっていくかという展望をみな教えてくれるのです。「このことはこうして、このことはこうするのだ」と教えてくれるのです。それを知ってこそ大きなことができるのです。祈祷によってのみその道を開拓することができるのです。祈祷が御飯を食べることより重要だということを知らなければなりません。

 私たちが行かなければならない道は、いずれにしても、かき分けて行かなければならない道です。それが、私たちの力のみでは不可能なことを、生活するほど感じるようになります。ですから信仰者は祈祷をしなければならないということを知らなければなりません。

 祈祷しなさい。祈祷は心情の補給倉庫です。時間がなければ、していることを通してでも祈祷できなければなりません。

 洗濯をしながらも、道を歩きながらも祈祷しなければなりません。倉庫にどんどん積まなければならないのです。空けておいてはいけません。

 常に祈祷する生活をしなければみ旨の道を行くことができません。皆さんは生活化するにおいてお金のことを考えるのではなく、み旨をまず考えなければなりません。

 皆さんは神様を背後とすることのできる、神様の息子や娘になったのでしょうか。神様を背後とするなら常に神様が共にいて、皆さんが神様と共にいられる人になっていなければなりません。子犬のように母親の懐を離れて独りで歩きまわっては母親の保護を受けられないのです。