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第二章 真の忠孝 : 二 真の忠孝は家庭を築き、父母と国を完成させること : |
父母を知ったならば、その父母の前に何をしなければならないでしょうか。孝行しなければなりません。孝子にならなければなりません。また、その父母を中心として、その国の忠臣にならなければなりません。その父母が、国を率い、世界を率いてきたからです。
忠臣になる前に孝子にならなければならず、孝子になる前に真の兄弟を誇ることができる家庭にならなければなりません。家庭とは、兄弟間で褒めたたえることがきる圏を中心とした名前です。
それでは、孝子とは、どのようにするのが孝子でしょうか。皆、結婚して夫婦となり、家庭を率いて父母の前に孝行した男性と女性以上の孝行をしなければなりません。結婚しなくては、真の孝子、孝女となることはできません。
真の孝子、孝女とは、結婚したのちに初めてなることができるのです。結婚して夫婦を成し、その父母の前で、夫の孝心に妻の孝心をプラスして、二人で父母に侍る孝心の基盤を備えてこそ、真の孝道圏を成立させることができるのです。
忠臣も一人でなるのではありません。統一教会でいう忠臣は、一人でなることができるものではありません。家庭を築いた夫婦であってこそ、忠臣になることができます。ですから、皆さんが忠臣という立て札を立てるためには、孝子を生まなければなりません。
皆さんは、神様の前に孝子とならなければなりません。孝子は、一人でなることができるものではありません。三位基台があるでしょう? その三位基台が一つにならなければなりません。
三位基台の三つの家庭が兄弟として一つになり、各家庭の4人の子供が再び糾合されなければなりません。そのようになれば、3×4は12で、12子女になるのです。それがイスラエルの第一の基盤です。部族、一族、別の言い方をすれば、氏族創立の起源となるのです。
天の皇族になろうとすれば、孝子、忠臣、聖人、聖子にならなければなりません。その訓練場所が家庭です。完成した家庭が拡大されれば、理想的な王国になるのです。常に家庭がセンターです。男性と女性の二人の問題だというのです。理想的男性と理想的女性が夫婦となって家庭を築けば、すべてのものが完成します。理想家庭が拡大されて国家になり、世界になるのです。
私が家庭で奉仕して父母を敬うことによって孝子になるのと同じように、国の王に侍って「ため」に生きれば愛国者になるのであり、全人類のために生きれば聖人になるのです。ですから、私たちと聖子では、次元がどれほど異なっているだろうかというのです。私たちが変わろうとすれば、革命的に変わらなければならず、数多くの段階を経て上がっていかなければなりません。
神様は、孝子を願われません。孝子の家庭を願われます。忠臣の家庭を願われたということを知らなければなりません。聖人の家庭を願われました。聖子の家庭を願われました。それが恨です。霊界に行けば、今まで、みな独身生活をしてきているでしょう?
モーセも、今まで何千年という歴史を経たにもかかわらず、常にそばで世話をしてくれる女性がいると言ったでしょう? その女性に「なぜ結婚しないのか」と尋ねてみると、「神様が少し待ちなさいとおっしゃった」と言うのです。自分の思いどおりにできないのです。
国を愛するにおいて、息子が父母に忠告し、教育してあげることによって、その父母を国の忠臣にし、天に記憶される父母にした場合、その息子は、不孝者でしょうか、孝行者でしょうか。(孝行者です)。
それでは、息子が、「お父さん、お母さん、外に出ないで楽に休んでいてください!」と言いながら、国を愛することができなくさせるよりも、「お父さん、お母さん、何をしているのですか。私と一緒に一人でも国を愛することができる人、南北統一することができる人、北朝鮮を生かしてあげることができる人を探さなければなりません」と言って、血と汗と涙を流し、周辺のすべての国民がその功労を褒めたたえるようになればどうでしょうか。
その時は、自分の息子に対して、「こいつ、父と母をひたすら酷使して悪いやつだと思ったが、それに成功した人となって、褒めたたえられるようになった。ああ、私たちの息子は孝子だ」と、そのように言うでしょうか、それとも「不孝者だ」と言うでしょうか。どちらだと思いますか。
皆さんの父母がみ旨のために忠誠を尽くすことができなければ、皆さんが勧告しなければなりません。「お父さんとお母さんは、何をしているのですか。み旨の道はこうであり、天のみ旨はこうだと思うのに、お父さんとお母さんは、なぜそのようにしているのですか。
このように歩んでいかなければならないのに、なんですか。毎日のようにけんかをして、なんですか」と言いながら責め立てるのです。それは良いのです。父と母が誤れば、大変なことになるのです。
父母が生き返ることのできる道をつくらなければなりません。それが子供としての道理であり、孝子の位置に立つことです。これが私たちの責任です。それゆえに、生死を意に介することなくこの道を開拓しなければなりません。世の中の良いものや、世の中の迫害や、死の道も意に介することなく、この道を開拓するために忠孝の因縁をもたなければなりません。
歴史的な女性になるためにも、歴史的に失敗して追われた内容を清算しなければなりません。
また、時代的なエバになるためには、時代的なすべての女性を代表して、天の前に忠孝の道理を全うした一つの基準を立てなければなりません。
そして一人の女性として、一人の男性に対して、また神様に対して、烈女の心情をもって立ち上がらなければなりません。