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第3章 家庭は天国の中心模型 : 五 家庭は三時代の愛が結集した核心体 : |
歴史を抱き、時代を抱き、未来を抱くことができるのが家庭です。ですから神様が今まで六千年を経ながら求めてきた最後の基点は何でしょうか。家庭です。その家庭は愛が連結された、愛によってすべてが結集された家庭です。存在するすべてのものはみなこれに主管を受けるのです。根源的な愛、絶対的な愛との関係を離れることはできません。このような家庭をつくるのが神様が創造当時にアダムとエバにくださった本来の使命ではなかったのでしょうか。
神様は男性アダム、女性エバとして終わるのではなく互いに結合した新しい家庭を夢見られたのです。これが神様が男女を立てられた第一次的な出発の起源です。ですから、家庭を求め、家庭圏内で神様の愛を中心としてこの世で充足感を感じることのできる境地に入って生きてこそ天国にも無事に通過するのです。そうしてこそ、この世界も切り抜けられます。
愛の家庭圏を形成するためには絶対的でなければなりません。父母は歴史に代わることができるのであり、夫婦は時代に代わることができるのであり、子女は未来に代わることができるものです。自分が一つの時代で一人の相対を愛することは、神様が世界に対されるのと同じことです。ここで父母と夫婦と子女が一致し、天宙を代表して私たちの愛を見習いなさいと言うことができるし、後孫たちに対して私たちに従いなさいと言うことができるし、内心や外心で主張できる心の本郷、天情が通じるそこは天地に記憶されることでしょう。
今まで神様は何を探してこられたのでしょうか。主体を探してこられたのではありません。理想的な対象を探してこられたのです。神様に似て、ご自身がつくられた世界の内外の内容を備えているものを探してこられたのです。このような結果的な一つの基点が何でしょうか。家庭です。家庭より宇宙を代表することができるものがないのです。
父母と一つになることは歴史と現実が出会うことです。ここで「私」は父母を愛することで過去を愛することができるし、相対を愛することで現実を愛することができるし、子女を愛することで未来を愛することができます。ですから私は、三時代の愛を体験することができるのです。三種類の愛が結集した核心体がまさに家庭です。
では天国生活はどこからでしょうか。家庭からです。他のところから始まるのではありません。天国は家庭を立体的に拡大させただけであって、家庭圏を離れたものではないというのです。ですから皆さんが自分の妻や夫を抱くときはこれは世界の男性と女性が一つになるのだと思わなければなりません。このように世界人類を愛したいという条件を立てることのできる場が、まさにこの家庭なのです。
皆さんはそのように生きていく道を求めなければなりません。父母を愛することは歴史と現在を連結させることであり、神様が訪ねてくることのできる道を整えることです。ですから父母を愛さなければなりません。歴史的な存在と時代的な自分を連結させること、すなわち過去と現在を一つにすることが父母を愛することです。また自分を中心として子供を愛することは、現実と未来を連結させることです。そしてこのような愛を千年万年たたえるようにしようという思想が統一思想です。