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第12章 真の家庭を求めて : 三 男性の主人は女性であり、女性の主人は男性 : |
主体と対象、すなわち陽性と陰性が一つになるとき、何を中心として一つになるのでしょうか。キスすることによってでしょうか。愛は概念であって実在ではありません。愛が定着することのできる実存は何でしょうか。男性が男性になり、女性が女性になるようにするものが何であるかを知らなかったというのです。それがまさしく生殖器です。
それを卑しく思う人がいますが、貴く思うとすれば、どのくらい貴く思うでしょうか。今までは、それが善くないものと考えたとしても、今からは貴く思わなければなりません。
未来の世界はどのような世界でしょうか。生殖器を絶対的に貴く思う世界になるなら、その世界が善い世界でしょうか、悪い世界でしょうか。栄える世界でしょうか、滅びる世界でしょうか。冗談でいっているのではありません。神様が人間を創造なさる時、最も重要視して、精誠を込めてお造りになった所とはどこでしょうか。目ですか、鼻ですか、心臓ですか。そうでなければ頭脳でしょうか。これは全部、死んでなくなってしまうのです。実際、そうではないでしょうか。
「世界平和統一家庭連合」の目的とは何でしょうか。道徳と宗教、すべての分野を完全に超越し、生殖器が一つとなって、神様までも拍手で歓迎することができる人が暮らす世界があるなら、どのような世の中になるでしょうか。男性と女性として生まれるのですが、彼らの生殖器の主人は誰なのでしょうか。
夫の生殖器の主人は妻であり、妻のものの主人は夫です。生殖器の主人が互いに取り替えられていることを知りませんでした。これは明快な真理です。これを否定できないというのです。千年、万年、歴史がいくら流れても、この真理は変わりません。あらゆる男性たちは、それが自分のものだと考え、またあらゆる女性たちも、それが自分たちの所有だと考えたために、世の中がこのように滅びつつあるのです。互いが主人を間違えているという話です。
すべての人々は、愛は絶対的であり、永遠なるものだといいながら、夢のようなものだけを考えていますが、その永遠の愛の主人がひっくり返っているということをはっきりと知るなら、世の中がこれほどまでにはならなかったはずです。
博士や学者は数多くいますが、これ一つ考え抜いた人がいないのです。さあ、皆さんはこの真理を否定できますか。皆さんの父母、祖父母、曾祖父母、そして人類の先祖たるお方と、さらには宇宙の根本であられる神様に尋ねても、すべてこれに同意するようになっているのです。これが鉄則です。
この真理こそ、宇宙が億万年過ぎても原理・原則として残る鉄則です。そして、神様の前に出ていけば、この鉄則によって、正しい人と間違った人の判定を受けるようになるのは当然です。アダムとエバの堕落を知ってみれば、まさにこの鉄則に背いたところに由来しているのです。
アダムとエバは、自分たちの生殖器が自分たちの所有だと錯覚したのです。問題を誤って、宇宙のどこからも公認を受けられなくなったので、追放されてしまったのです。
鉱物界や植物界や動物界の雄と雌もすべて、愛の相対のために自分の生殖器を保管しているということを、アダムとエバが知らなかったのです。
では、生殖器は何のために存在するのでしょうか。それは愛のためです。愛を探すためにそのように男性と女性として生まれたというのです。
すべての男女が自分たちに所属した生殖器が、実は、自分のものではなく、主人が自分の相対だということを認定するようになれば、私たちはすべて頭を下げ、謙虚な姿勢で愛を受け入れるようになることでしょう。
愛は相対なしには来ないのです。相対から来るということを知らなければなりません。ために生きないところには、愛があり得ないのです。絶対に為に生きるところで、絶対愛を見いだせるということを肝に銘じてください。