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第11章 家庭は永遠の幸福の土台 : 三 家庭は天国完成の基本単位 : |
私たちの家庭と天国は、類型のようなものです。私たちの家には父母がおり、夫婦がおり、子女がおり、兄弟がいます。私たちの家は愛で一つにすることができます。ここでは統一が成され、生命が連結され、理想を実現させることができます。ですから皆さんは、夫婦の愛を尊重でき、父母の愛を尊重できてこそ、天国に行くことのできる資格者となり得ます。
祖父母は父母の前に愛を相続させてあげています。ここでどの愛を否定しても天国は成されません。自分たち夫婦同士が愛し合う以上にお母さんとお父さんを愛し、自分のお母さんとお父さんを愛する以上におじいさんとおばあさんを愛さなければならないという結論です。これがすべての天国の核心となり、理想的モットーとなるのです。
天国の起点は個人でもなく、国家でもありません。家庭なのです。それゆえ、イエス様は新郎・新婦の因縁を尋ね、この地上に来られるのです。個人が天国の起点ですか。家庭が天国の起点だというのです。家庭は天国完成の基本単位です。天国は一度行ってみれば帰りたくないし、十遍、百遍会っても、また会いたいそのお方がおられる所です。
万民共通にそこに行きたがり、その方に会いたがり、その方と共に暮らしたがるなら、世界は統一されるでしょう。しかし、それは一度に成されるのではありません。まず個人の基台が立ち、その次に家庭の基台が立ち、その次に民族、国家、世界に伸びていかなければならないのです。
天国はどこにあるのでしょうか。空中からどさっと落ちてくるのではなく、お父さんとお母さん、そして子供の間に授け受ける、その生活的な舞台を育て、またその中にあるすべての被造物を私たちの生活に利用し、私たちの理想の条件に利用する面白み、その面白みを100パーセント享受することのできる所が天国です。
皆さんの家庭は、天の国の主権を代身した立場であることを知らなければなりません。父母は主権を代身するものであり、子女は国民を代身するものであり、物質はその国の地を代身するものであるため、父母に孝を尽くすことが国に忠を尽くすことであり、父母に孝を尽くすことが人の道理を果たす道と通じるのです。家庭があらゆる醜態に満ちたものの起源となっていますが、神様は家庭が聖なる土台となることを望んでこられたのです。
人間たちは、必ず家庭をもたなければなりません。家庭を中心として見れば、家庭には父母がおり、子供がおり、物質があります。それでは、旧約時代、新約時代、成約時代においての縦的な歴史全体を、横的に展開させて代身することのできる実体とは何でしょうか。万物と子女と父母です。すなわち、父母と子供と彼らの所有物です。これらは家庭の一つの囲いの中で必要なものです。
神様の愛を中心とした二人が一つとなる所でのみ、夫婦天国は成されます。一つとなったものを、その誰も引き離すことができないし、別れたり離れたりする心配がありません。皆さんはどのような愛を求めましたか。神様の愛を求めたなら、皆さんの心と体が完全に一つとなって、神様の愛が臨むことができなければなりません。
ですから、夫婦天国が生まれ、家庭天国を成さなければなりません。お母さんとお父さんが完全に一つとなって愛し合うようになり、その息子・娘もお母さんとお父さんのような対象を得てこそ、家庭天国が実現されるのです。父母がプラスとなり、息子・娘がマイナスとなれば、家庭天国となるのです。