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第10章 復帰すべき人類の真の家庭 : 八 真の家庭主義と真の父母宗教 : |
堕落した父母の因縁で、神様から離脱した伝統を受け、この世界がこのありさまになりました。ですから、真の父母が来られて、新しい主義を立てなければなりません。それはどのような主義でしょうか。世界主義でしょうか。天宙主義でしょうか。真の家庭主義です。真の家庭主義が現れなければ、世界主義が現れません。
この真の家庭主義の代表者は、神様の真の息子でなければなりません。彼は、神様の心情的なすべてのことを相続する内情的相続者であり、外形的相続者、そして万物所有権の相続者にならなければなりません。言い換えれば、神様の心を相続できるお方であり、体を相続できるお方であり、万物を相続できるお方でなければならないのです。そのような息子であってこそ、神様の代身者になれるのです。
その息子が来られてこそ、初めて天国が築かれるようになります。真の家庭主義とは、どのような主義ですか。真の家庭主義とは、神様の愛の主義です。簡単でしょう。愛がなければ、いくら世界一だと腹を出して歩いても、その人は不幸な人です。そうですか、そうではないですか。真の家庭主義は、父母が行けば、息子・娘は父母の後を永遠についていく主義、また、兄さんが行けば、弟が永遠についていく主義、弟が行けば、兄さんが永遠についていき、兄さんの国があれば弟の国もついて行こうというのです。
神様の愛の主義は、どのような主義でしょうか。国境を超越し、このすべての平面的な世界を超越し、互いに授け受ける場合において、互いがまず与えよう、受けることは後にしようとする主義です。そのような主義の世界が、今後来る理想世界です。
理想世界は何か大きな権威をもって「この野郎」と怒鳴りつける世界ではありません。理想世界というのは、自動的に心が動いて神様の愛に和することができる、万民兄弟主義の世界です。今後、そのような世界になるでしょう。これからは家庭救世主の宗教が現れなければなりません。それが真の父母主義です。真の父母の宗教です。
真の父母の宗教というのは、四位基台を成す真の父母の生活宗教です。そうなれば、お父さん、お母さんがその家庭の息子・娘の救世主になるのです。
皆さんが、黙示録の一番後ろを見れば、復帰歴史が出ています。ですから聖書は偉大だというのです。このような復帰の原則があったので、聖書の終章に復帰の内容を入れるようになったのです。ヨハネの黙示録第22章17節を見ると、「御霊も花嫁も共に言った、『きたりませ』。また、聞く者も『きたりませ』と言いなさい。かわいている者はここに来るがよい。いのちの水がほしい者は、価なしにそれを受けるがよい」と記録されていますが、花嫁、御霊が何であるか分かりますか。
花嫁は、主の妻になるのであり、御霊は霊的なものなので、ここから霊肉が合わさった母が現れなければならないのです。イエス様は人類の父として、男性なので女性の中から母を探し出し、新しい世界へと救わなければなりません。これを、キリスト教徒たちは知りません。教えてあげるといっても嫌だといい、かえって異端だというのだからあきれるでしょう。
天宙主義とは何でしょうか。家庭についていえば、「私」が住んでいる家庭に、金銀財宝が天下をぎっしり埋めても余るほどあるといっても、そこに酔って生きるのではなく、それを忘れ、いつでも神様の愛に酔って生きられる、そのような家庭です。
息子のものは父母のものであり、父母のものは神様のものとして、そっくりつなぐことができなければなりません。天宙主義とは、どのような主義でしょうか。真の父母主義です。結局、この二つの主義は父母の主義です。これはわが家主義であり、わが国主義であり、皆さん個人の主義です。