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第10章 復帰すべき人類の真の家庭 : 六 再臨主を中心とした家庭の復帰 : |
復帰の家庭とはどのような家庭でしょうか。歴史的な願いの実体です。神様は、今まで六千年の間、この一つの家庭を探し出すために摂理されました。この歴史的な願いの実体は、どこで築かれなければならないでしょうか。とりもなおさず、この現世の、現実社会で築かなければなりません。未来に築かれてはなりません。これが歴史的な願いの基準であり、現世万民の願いの基準です。人類の過去、現在、未来の願いの基準です。人間として生まれ、行き来した数多くの聖人、賢哲たちも、この家庭を慕いました。
再び来られる主が、新郎を迎えることによって、初めて復帰の家庭という言葉が現れます。再び探し出さなければならない復帰の家庭、それは人類が願う家庭です。六千年の歴史の中で、信じて現れた数多くの宗教指導者たちが、数多い怨讐の執権者たちや為政者たちに犠牲にされながらも、懇切に願ったのは、主が来られ、自分たちの恨みと怨讐に報いてもらうことでした。
しかし、彼らの怨讐を討つにしても、主お一人ではできません。一人でできるのであれば、既にやったでしょう。ですから、天の家庭が現れなければなりません。天の家庭が編成され、地上に新しい足場を築くのです。そうして、心情のダイナマイトをもって、サタン世界を爆破しなければなりません。
復帰の家庭といいますが、その復帰された家庭の中心に誰がなるのでしょうか。神様がお捜しになる真なる息子・娘によって築かれた一つの家庭が、神様の創造目的ですから、その家庭の中心は、神様の本当の息子・娘でなければなりません。では誰でしょうか。この宇宙を相続できる全権をもってこられるお方です。その方が再臨主です。その再臨主が来られて、家庭を築かなければならないのです。今日、私たちの恨みは何でしょうか。アダムとエバがエデンの園で真の父母として真の家庭を築き、歴史を出発できなかったことです。
これは人類の恨みである前に神様の恨みです。神様が人間をお造りになった目的は、そのような家庭を立て、この地上に平和の王国を創建することでした。それにもかかわらず、その家庭が壊れることによって、神様は六千年という長い歳月の間、恨みを抱き、復帰の歴史を繰り返してこられたのです。その過程で、数多くの恨みの峠を限りなく踏み越え、今までの歴史を築いてこられたのを、皆さんは知らなければなりません。そのような歴史に責任を負い、解決するために来られる方が、再臨主です。では再臨主は何をしなければならないのでしょうか。家庭を築かなければなりません。家庭を築くのも、空中ではなく、地上で築かなければなりません。そうしてこそ、そこから民族が現れ、国家が現れ、世界が現れるのです。
来られるイエス様は、必ず神様が願われる家庭を立てなければなりませんが、その家庭は真の家庭でなければなりません。今まで人類は、真の愛を追求してきました。いずれにせよ偽りの愛の形態は、家庭や社会をだめにするのです。ですから、万民が共有できる神様の愛を中心とした、人類全体が願う最大の愛を中心とした、一つの真の家庭が出現しなければなりません。
そのような家庭が現れなければ、氏族を編成することができないのであり、そのような民族が現れなければ、国家や世界を築くことはできないのです。それゆえ、神様が人類の前に提示された救いの摂理で、人間が対し得る最高の基準と、神様として願われる最高の理想的基準点は、家庭にあると見るのです。