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第10章 復帰すべき人類の真の家庭 : 一 神様の救援摂理の目的 : |
神様の一番必要なものが何かが問題です。神様を何と言いますか。神様は真の愛の王であり主人です。もしも、真の愛の王であり、新郎であられる方が神様ならば、相対者になる皇后が必要だということが絶対的原理なのです。では神様という絶対的なお方の前に真の愛の相対になれる方が誰なのかと尋ねてみると、それは真の人間です。神様の愛と一体になるアダムとエバだったのです。皆さんはお金を必要とし、知識を必要とし、権力を必要としますが、妻がいなければすべて無駄なことです。夫は妻が必要であり、子供が必要です。妻は夫が必要であり、子供が必要なのです。そのような愛の対象が暮らす場所が家庭という所です。
良心の欲望をいっぱいに満たすことのできる愛の主体である神様に侍り、その神様の愛の相対である男性と女性が一つになり、その愛の中で息子・娘をもち、幸せに暮らすことのできるその家庭で、神様の真の愛を中心とした地上天国の初出発の基地とならなければならないのです。私たち人間も、愛する対象が自分より何千万倍、無限大の価値ある存在として現れるのを願うのと同じように、神様も自分の愛する相対が無限の価値ある存在になることを願われるのです。そのような人が真の人間なのです。皆さん! そのような男性と女性が堕落しないで完成しなければならないのが、まさにアダムとエバだったという事実を知りませんでした。
堕落によって神様は、アダム家庭の真の母と息子・娘をみな失ってしまいました。神様が所有できる真の息子・娘がいなかったのです。神様の真の愛を中心として血統的な因縁をもつことのできる神様の家庭がなかったのです。
堕落した父母によって、偽りの愛と偽りの生命と、偽りの血統の因縁を結ぶことによって、私たちの心と体の闘いが起こりました。アダムとエバが怨讐になりました。アダムの息子・娘の間に殺戮戦が起こりました。
それゆえ、神様がこのようになったことを復帰するための救援摂理は復帰摂理なので、失った真の心と体が一つになった息子・娘として絶対的に一つになる夫婦、息子・娘が絶対的に神様の真の愛を中心として完全に一つになり、神様と永遠に共に暮らすことのできる真の家庭を築き、新婦宗教格であるキリスト教と連結させ神様と結縁関係を結ぶことによって、神様の真の愛に統一される家庭、氏族、民族、国家、世界を再び編成しなければならないのが神様の救援摂理の完成なのです。
神様が宗教を立てた目的は何でしょうか。神様が一番愛する息子・娘、神様の骨と肉を一つにでき、そのような愛する息子・娘を中心とした愛する家庭、氏族、民族、国家を形成することが神様のみ旨だと言わざるを得ないということを皆さんは、はっきりと知らなければなりません。次に、メシヤはどのような方なのかということを、皆さんは知らなければなりません。
永遠な神様の真の愛を根にして、初めて地上に来られ、すべての宗教が願う理想を完成する方が再臨のメシヤだということを私たちは知らなければなりません。そうして真の父母になり、失ってしまった真の愛を中心として真の生命と真の血統を全地上に理想家庭として立てようとするのが、神様の救援摂理の目的でした。