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第9章 真なる子女教育 : 三 父母がまず手本を示すべきである : |
子女を教育するためには、父母が先に実践しなければなりません。父母がお手本となって、み旨の前に忠誠を尽くさなければなりません。そうして、父母がどのような言葉を語っても子女たちが一言半句も口答えせず、父母をおそれ敬うことのできる立場に立たなければなりません。そのようにしなければ子女たちがついて行かないというのです。そのためには天の教育をしなければなりません。
教えてあげるには、父母が先にお手本にならなければなりません。子供に親孝行しなさいと教える前に先に親孝行しなければなりません。皆さん自身がまず天の法度に従って親孝行な息子・娘になってこそそこから天の伝統的親孝行の因縁が成立するのです。お父さんが家庭で親孝行するようにお前も親孝行しなければならないし、お父さんが国のために追われながらも闘争の歴史をつづってきたように、お前も忠臣にならなければならないと教えなければなりません。
父母が子供に親孝行しなさいと教えてあげて親孝行な息子をつるのではありません。自ら親孝行しようという心が湧き出るようにしなければなりません。ですから、そのようなことは一朝一夕にしてできるものではなく、長い期間を通じて影響を及ぼさなければなりません。ここで影響を及ぼすというのはどういうことでしょうか。お父さんがするように子供がついて来ることができるように生活を通して子供にお手本を見せてあげなければならないのです。このようなことを実践する専門家にならなければなりません。
自分の子供に教える時は「お前は立派な人になりなさい」とだけ言わないで、「立派な人になるためには、このような道を経てからなりなさい」と言わなければなりません。お父さんはお父さんなりに責任を果たし、お兄さんはお兄さんとしての責任を果たさなければなりません。お姉さんはお姉さんとしての責任を果たさなければなりません。
言い換えれば、真の男性、真の女性の道を行くことのできる因縁をわきまえることのできる、法度からそれない皆さんになってこそ、順理的な路程を経て一国の民になることのできる道が生じるのではありませんか。
父母はどのようにしなければならないでしょうか。父母が互いに愛し合うように兄弟姉妹同士愛し合えるように教えると同時に、私が国を愛するので、お前も国をこのように愛しなさいと教えなければなりません。そのようになれば他の教育は必要がありません。祈祷する時も私がこのようにするので私の子供もこのようにするようにしてくださいと祈祷しなければなりません。
自分が先に標準になったのちにこそ、子供をそのような位置に立てることができます。自分が先のそのような位置に立てば、神様は自然にその子供もそのような方向に導いていくのです。ですからここで私たち自身を中心としてその方向を変えることができなければ、霊界に行っても責任追求を受けることになることでしょう。
皆さんの家庭で子供たちが、うちのお父さんとお母さんは世界のどのような王宮や王や皇后よりも素晴らしいと思うようにしなければなりません。また子供たちにお父さんとお母さんの関係が天下にない近い関係だということを見せてあげなければなりません。祝福家庭の皆さんがそのような伝統を立てなければなりません。そうして「うちのお父さんとお母さんは世の中の誰よりも誇らしいお父さんとお母さんだ」と言えるように、子供たちの骨髄にその伝統を植え付けてあげなければなりません。
世の中の親たちを見れば、子供たちがその横で、「お父さん、お母さんおづして喧嘩するの! どうして喧嘩するの?」と言っても乱闘します。涙を見せない家庭で育った皆さんの子供たちがそのような世の中を見て、「やっぱりうちのお父さんとお母さんは世の中で一番だ! 本当に素晴らしく聖なる両親だ」ということが感じられるように、皆さんは子供たちにお手本を見せなければなりません。
父母は、子供たちが骨髄からあふれ出る心情であこがれる父母と子の絆を立て、黙々と天の家訓・家法を立てていかなければならないのです。そのようにすることによって子供たちも後代において、自分のお父さんとお母さんのような立場に立とうとするのです。