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第6章 思春期の変化と真なる結婚 : 二 なぜ結婚するのか : |
男性は女性を探すために生まれ、女性は男性を探すために生まれました。女性と男性は二人合わせて、より次元の高い神様の愛に接するために生まれました。一人ではその愛に触れることはできません。一人で接してもそれは一方的なのです。立体的で球形的な愛に接することはできません。それゆえ、男女がより高い次元の立体的な愛の圏内にジャンプするために結婚するのです。
本然の世界にあっては、男性と女性が一つになればなるほど、その力の作用においては偉大な中心が生じ、球形になるのです。横的に連結されればされるほど、縦的な力の愛の母体が連結されて入ってくるというのです。そこにおいて心と体が一つになるのです。
結婚はなぜするのですか。天国に行くために役に立つから、そうするのです。なぜなら、天国には結婚をしなければ行くことができないからです。それゆえ、天国へ行く資格者になるためには結婚をしなければならないのです。天国へ行く資格とは何でしょうか。神様に似ることです。どのようにして神様に似るのでしょうか。神様のみ言を実践する人になることです。神様の愛を「私」の愛にすることであり、神様が語る言葉を「私」の言葉として語ることができればいいのです。
それゆえ、「私」は神様に代わり世界に向かって、「人類よ、お前は天国に行かなければならない」と言うのです。その次には「天国に行くためには神様のように『私』が人類を愛して連れていく」、となればよいのです。そういう人は、神様の人であり、天の側の人であり、天国へ行くことのできる候補者だといって間違いないのです。このようになるときには、結婚する資格が整うというのです。さあ、結婚はなぜするといいましたか。天国に行くために、そして人類のためにです。
男性の前にいるその女性は神様の娘であり、人類の女性を代表した娘であることを男性たちは知らなければなりません。人類が愛する女性として愛することができ、神様が愛する娘として愛することができなければ、夫になる資格がありますが、そうでなければだめです。女性はその反対です。「あれは『私』の夫である」と考えてはいけないというのです。「私」の夫であるという前に神様の息子であり、人類の男性を代表した男性であると考えなさい。
人類が愛する以上に愛することができ、神様が愛する以上に愛することのできる女性になればいいのです。そして「私」が男性として右足になり、女性として左足になり、人類のため、神様のための愛の足跡を家庭を通して伝えるのだと考えて結婚しなければなりません。
結婚の目的は、男性と女性の心の世界を一致させようとすることであり、男性と女性の愛の完成のためなのです。そして、結婚したということはそのような証拠を見せますと宣布したことになるのです。
結婚生活を通して愛の完成と心の完成を成したならば、家庭の理想を実現したと見ることができます。そして死ぬとき、これを成していたなら間違いなく天国へ行くというのです。