第5章 創造本然の男女の愛 : 五 異性間で愛の調和を成せば :

 男性は天を象徴し、女性は地を象徴します。二人が一つになって調和しなければなりません。男性と女性は互いに異なっています。男性の筋肉はごつごつしていて、女性のは滑らかです。男性はひげが生えますが、女性はひげが生えません。声も違います。男女を比べてみると相対的に釣り合っています。調和がとれているのです。人間という肉的構造を見るとき、左右に相対的です。半々をぴったりとくっつけたからです。
 皆さん、高いだけあるいは低いだけでよいですか。調和を成すのがよいのです。水平線を中心に下には魚が住み、上には哺乳類、鳥類などが住んでいます。女性は一月に一度ずつ生理が生じます。月を中心に潮が満ち引きするように、女性も同じです。呼吸作用と同じです。男性と女性が調和して平行線にならなければなりません。
 昇ったり降りたり回ったりする各種施設のあるディズニーランドを、人々がなぜ好むのかといえば、宇宙がそうだからです。男性だけで和動するのと、男性と女性が和動するのでは、どちらが気持ちよいですか。男性と女性が和動するほうがよいのです。宇宙がそうだからです。宇宙が陰陽の調和を成して和動するから、人間が拍子をとらなければならないのです。

 異性間にあって愛の調和を成せば、一つの円形運動をするようになります。異性が愛で一体となって愛の実を結ぶようになれば、神様は降りてこられ、人間は上っていくようになり、中央で出会うようになります。神様はこの円形の求心点となり、球形運動が行われるのです。求心点から四方どこでも通じることができるのです。その求心点は愛の調和が成される所であり、生命が胎動する場であり、平等主義と共同主義の始発点なのです。そこには愛の力があるからです。ですから、宇宙のすべての作用と包容する力は愛なのです。

 人間において愛は永遠なるものであり、二つではなく一つです。男性と女性の間が愛で結ばれれば、地上で夫婦が年を取るまで仲良く連れ添わなければならないし、死んでも永遠にともに生きていくようになっているのです。体は二つですが、一つとなって回転することによって、一体化するのです。
 二つの体が一つになれば神様のように回るようになり、愛の四位基台をつくるようになるので、それがまさに愛の理想世界なのです。そこには偽りの愛は侵犯することができず、ただ真の愛のみが臨在するようになります。神様を中心にして、男性と女性が祝福を受けて完成した位置に立ったならば、神様はいつでも訪ねてこられるようになります。愛の四位基台をつくるようになれば、相手側の体を通して心までも愛するようになり、心を愛するようになれば体まで従ってくるようになっているのです。