第5章 創造本然の男女の愛 : 三 男性と女性は互いに絶対的に必要な存在 :

 皆さん、愛は絶対に必要なものでしょう。そうでしょう。その愛に絶対必要な要素は人間です。男性と女性です。女性には男性が必要であり、男性には女性が必要なのです。どれだけ必要なのでしょうか。大韓民国よりも世界よりも、さらには神様よりも必要なのです。また、女性がいなければ百年以内に人類はすべて滅亡するのです。それゆえ男性がいくら天下を統一したとふんぞり返っても、女性がいなければ百年以内にいなくなるのです。ですから女性は絶対必要なのです。

 「人」といえば男性と女性をいいます。一人の男性を考えてみると、女性がいなくてはならないのであり、女性を考えてみても男性がいなければなりません。その男性は自らが願って生まれたのではありませんが、その男性にとって必要なその女性も、自分が願って生まれたのではないのです。生まれてみると男性になり、女性になっていたのです。男性として生まれたとき、女性がいることを知って生まれましたか、知らずに生まれましたか。生まれてみて、男性一人だけだと気分が悪くないですか。また女性として生まれてみて女性だけだと気分が悪いのです。そうではないですか。
 だから女性が生まれたとき男性がいることを知って生まれましたか、知らずに生まれましたか。私はたとえ知らずに生まれたとしても、私を生んでくださった方は知っていたというのです。私が女性として生まれたのは、私を必要とする男性がいるためなのです。同様に、私が男性としてこのように生まれたのは、私を必要とする女性がいるから、男性として生まれたのです。そうでしょう。すべて知ってみるとそのように生まれていたのです。

 男性にとって絶対に必要な存在は女性です。神様を絶対に必要とする前に女性という相対的な存在がいなければなりません。人類歴史が不幸だったのは、男性が、絶対に必要な存在として女性を正しく認識できなかったからでした。同様に、女性にとって絶対的に必要な存在が男性であることを知らなかったのです。
 真の愛の味を感じるためには、理想圏をもたなければなりませんが、そのためには男性には女性が必要であり、女性には男性が必要なのです。真の愛を慈しむ絶対的な男性と女性、一生懸命努力することによって結ばれ、絶対的男性と女性が一つに結ばれたとき、神様が二人の中に臨在されるようになることを知らなければなりません。
 真の愛で結ばれた夫婦が別れることは、神様も嫌いなので、絶対的男性と女性の愛は永遠なのです。神様は全知全能であられる方ですが、その絶対的な存在も、一人では何の意味もありません。それと同様に、一人の男性がいくら美男で健康な人だといっても、女性がいなくてはその意味がないのです。自分の容姿や健康に酔って生きる男性は、どこにも使い道のない陰険な存在にすぎないのです。
 そのように自己陶酔に陥って生きる男性が世の中に多いということが問題であり、歴史が悲劇として流れてきた原因であるというのです。自己陶酔に陥ってしまっている世の中を改善し、変化させてきたのが、神様の摂理だったということを知らなければなりません。