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第二章 神様と創造の役事 : 四 愛の理想は家庭を中心に完成する : 1.神様の創造理想は四位基台完成 |
神様の創造目的は何でしょうか。アダムとエバを造って、ただ見るためではありません。男性と女性を造ったのは、男性は男性なりに、女性は女性なりに老いて死ぬようにするためではありません。息子が成長し、互いに異性に対する相対的な心情を通して神様を中心とした真の地上天国を建設するためでした。神様を中心とした愛の巣をつくるようにするためだったのです。ここで男性であるアダムは天を代表し、女性のエバは地を代表します。天地です。それゆえ彼らは二人ですが、彼らが横的に一つとなれば天と地が統一されるのです。神様の愛を中心として二人が統一されれば天宙は自動的に統一されるのです。
神様はアダムとエバを創造されたその当時よりも、彼らを通して繰り広げられる未来に、より大きなみ旨を置かれました。最も貴いものが来るようにしました。それは創造目的を完成することです。愛を中心とした四位基台を完成するのです。
神様は個体の性稟を中心としてプラス的性稟の代表として息子のアダムを造り、その息子を最高に愛されました。息子を愛するときに、女性的な愛を合わせて愛されました。また、娘であるエバを愛するときも、男性的な愛を合わせて愛されたのです。このように分立した二人が一つとなるので第三の出発の起源が生じるのです。それが子女です。それゆえ子女は、より新しい希望を触発してくれる愛の対象だというのです。
アダムとエバは神様の愛と父母の愛を代表した実体として生まれました。したがってその息子、娘を神様も好み、アダムも好み、エバも好むのです。皆さんは三対象目的ということを知っています。その三対象目的はこのようにして完成するのです。
人間に対する神様のみ旨は、創造目的を完成して創造理想を実現することです。創造理想の実現とは、男女が結婚して愛で一つとなることで終わるのではありません。その次には息子、娘がいなければなりません。なぜそうなのかというと、天地の道理は上下、前後の関係が連結することであるためです。昨日があれば今日があり、今日があれば明日があるのです。連結しなければなりません。それゆえ夫婦だけでは今日はあっても、明日はありません。明日がなければすべて終わるのです。夫婦が上ならば下(子女)がいなければなりません。下がなければ終わるのです。それゆえ天地の道理は、上下があってこそ左右があるのです。
父母はその息子、娘を結婚させて初めて自分の責任を果たしたと言えます。夫婦である父母と、息子、娘が結婚してこそ上下関係となるのです。上下関係ができてこそ理想がかなうのです。左右として夫と妻が合わさり、上下関係の父母と子女がいてこそ縦横が連結して、この宇宙の理想的球形世界を実現することができます。また、ここに兄弟姉妹がいて初めて球形が繰り広げられるのです。それで理想実現が完成すれば、横的に縦的に連結する十字的円形を描かなければなりません。その二つの理想実現圏を男性と女性が感じるとき、初めて自ら理想的な立場で暮らしているということができます。それが統一教会でいう四位基台です。それゆえ創造理想完成は四位基台完成であるというのです。
人は自分だけにとどまっていてはなりません。自分から始まって三段階を経ていかなければなりません。これが私と相対と子女なのです。神様を中心とした私と相対と子女の関係、これが四位基台です。そしてこの四位基台を完成することが神様の創造目的なのです。
四位基台を造成するためには、まず夫婦の心情を経なければなりません。そうしてこそ子女の心情をもつことができ、父母の心情をもつことができます。