第三章 「真の父母」の必要性 : 第三節 「真の父母」が来るべき理由 :

 皆さんの願いとは何ですか。天国の人とか、天国の子女になりたいでしょう? それが願いでしょう? (はい)。天国の民、天国の子女にさえなれば、天国は自然に生まれるのです。
 このように見るとき、天国は民主主義の世界ですか、どんな世界ですか。民主主義の世界というのは、これから主が来られて、政権交替をたやすくするための一つの方便であり、過渡的な現象の主義です。これから地上に主が現れれば、全世界の民が主に従うのであって、誰に従いますか。民は、全部主の前に進まなければなりません。そうすれば、全世界の国家組織を一つの国家として編成するにおいて、便利なのです。
 ところで、民主主義をもってしては世界は一つになれないのです。それは既に実験済みです。アメリカが世界を指導できるでしょうか。アメリカ自体が滅びるようになりました。それゆえ、どうしてアメリカを生かし、アメリカが世界を支配できるようにするかということが問題なのです。それが神様のみ旨ならば、これは必ず統一教会の思想、レバレンド・ムーン主義を中心として対処しなければなりません。そうする以外には、アメリカの生きる道がなく、アメリカ国民を通じて天国に行く橋を置くことができないのです。

 このような原則で、霊界が形成されているのに、肉界にこのようなものが現れたなら、どれほど引っ掛かるでしょうか。第一は、神様を中心として、第二は、「真の父母」が現れ、第三は、真の子女が現われ、第四は、真の国民を通じた真の国家が現れなければならないのです。そうなるのを、どれほど待ち望んだかというのです。皆さんが地上に現れて、本然のみ旨を成すことを、霊界に行った霊人たちが、数千年間どれほど待ち望んできただろうかというのです。
 この世界を主管する者は誰でしょうか。第一はサタンを中心として、第二は偽りの父母、すなわち堕落した父母、悪なる父母を中心として、第三は悪なる子女となり、第四は悪なる国家となったというのです。このようになるのです。霊界の世界や、これからの理想世界は、これを全部否定しなければなりません。
 統一教会で「真の父母」と言うので、皆さんの親は「我々は何なのか」と反対するのです。真の息子、娘になろうとする子供を拉致する事件が起きるのです。それで、悪なる世の中のすべての国が反対して追い出しましたが、今は反対できません。今は、戦ってみても、レバレンド・ムーンには勝てないのです。
 ですから、サタン圏内から脱出しなければなりません。脱出するにおいて、サタンが個人、家庭、氏族、民族、国家、世界全部を総動員して、脱出できないようにしています。最後の決戦です。