第二章 メシヤと「真の父母」 : 第四節 再臨と「真の父母」 : 二 再臨主のすべきこと

 来られる主がすべきことは何でしょうか。サタンに勝利すべきであり、その次には、すべての霊人たちに勝利すべきなのです。
 皆さん、今日、道士たちの中で、「自分が天下の何になる」と誇る人たちがいますが、この堕落圏を収拾し得る内容がどのようになっているかということを知らずに、ただ時だけを願って精誠を尽くすばかりでは駄目なのです。
 サタン圏に勝利して、その次には霊界圏に勝利すべきです。それは、見える世界ではなく、見えない世界だというのです。見えない世界と闘争をして、サタンに勝利できなければ、霊界に進展し得る道が生まれてこないというのです。必ず妨害を受けるために、霊界に入ろうとしても、どうなるでしょうか。入ることもできないし、たとえ入ったとしても、戦って勝つことができないというのです。
 それゆえ、サタン圏で勝利圏をもって、その次には霊界に入って勝利圏を備えて、雑教からすべて経て再興の宗教、キリスト教が最高の主流の宗教なら、キリスト教同士で屈服させることをしなければなりません。それは何かというと、彼らのすべてを相続しなければならないということです。
 このような戦いの過程を経て、天地に勝利したという公認を受け得るようになるとき、神様から、「お前はサタンと霊界の勝利者だ!」という言葉をもらうのです。そして、地上の実践路程が始まるのです。これは皆さんは知らなければなりません。そのような歴史が残っているのです。

 では、来られる主は、どんなお方でしょうか。サタン、悪魔を屈服させなければならず、数多くの霊人、数多くの教祖、数多くの指導者たちは、全部一対一を中心として屈服させなければなりません。神様の人格と真なる愛を中心としてできるために、神様の真なる愛を中心として、宗教とこの宇宙がどうだということを、全部納得させることによって屈服するのです。
 言い換えれば、この地上のより高い愛の主人公の前に吸収されようとするのが、この万有の存在だというのです。そうではないですか? 鳥や犬も、自分をより愛してくれる町内、自分のために与えてくれる町内を訪ねていくのです。同じことです。
 それゆえ、真の愛を中心としてここで屈服させて、彼らのすべての権限を相続しなければならないのです。統一圏の相続を受けなければなりません。それがメシヤという方がこの地上で果たすべき責任です。
 一度にキリスト教だけ一つになっては駄目なのです。そうしては、そうしては、キリスト教だけ地上で一つにすることができるかもしれませんが、霊界の背景である仏教の文化圏、イスラム教の文化圏など、全体的な文化圏を統一することは不可能です。地上に、この境界線が残っている限り、これを全部打破できない限り、その根となる霊界に行って一つになり得る起源を形成できない限り、地上でそのような特色のあるすべての文化圏の統一をもたらすことはできないのです。

 本然の愛をもって、この国を一つにして、世界を一つにして、天地を一つにし得る責任をもった人がメシヤですが、メシヤがそのようなことができますか。神様御自身もできないのに、彼ができるかというのです。
 では、このような観点で見るとき、これからメシヤがもって出てくるべき宗教、神様が立てるべき宗教とは、どのような宗教でしょうか。愛を中心として、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙を統一するという、強力な力をもった宗教でなければ駄目だという結論が出てくるのです。サタンも、「それがメシヤが来てすべき目的ではないでしょうか。それが神様がメシヤを送る目的ではないでしょうか」と言います。メシヤがすべきことはそれだ、ということが決定されたのです。