第九章 「真の父母」に関係した指示のみ言 : 第二節 1991年10月20日の指示のみ言 : 三 本然的我々の価値

 価値観の没落時代が来たでしょう? なぜ価値が没落したかというと、体と心が分かれて、価値の定着する基地がなくなったためです。
 皆さん、体と心が分かれて戦うでしょう? 永遠に平和の起点になるべき、帰着の礎石になるべきなのに戦いますが、どのようにして落ち着きますか? 皆さんの家庭で、夫婦同士戦うでしょう? 個人的価値、家庭的価値がみな崩れていきます。社会も戦うでしょう? 価値没落です。国家も戦うでしょう? 全部戦場です。民主世界と共産世界が戦います。価値没落時代に来ました。
 本然的我々の価値、個人から家庭、氏族、民族、国家、世界、天地から、本然的価値を設定すべきだったのに、「真の父母」の堕落しない本然的アダム家庭の伝統を受け継ぐはずだったのにみな失ってしまったので、このような破壊的起源地を爆破してしまわなければなりません。そうして、統一的起源地を探して立ち上がってこそ、価値的世界が展開するのです。それゆえ、皆さんの体と心が、統一されているかということが問題になるのです。
 本然的価値はどこに立つべきですか? 自分からです。絶対的な心と絶対的な体が、絶対統一された絶対愛の上に立ったという自負心をもたなければ、個人的価値の平等基準は自分から離れるのです。

1 祖父母は神様の代身
 祖父母に神様に対するように侍ることができる価値観が世の中にありますか、ありませんか? 天国から神様が派遣して送った、過去の先祖として登場したのが我々の祖父です。一家が全部、おじいさん、おばあさんに神様に対するように侍れば、あの世に行ってまず伝統がそこに立つのです。このごろ、その侍る基準がないのです、価値基準が。祖父の絶対的価値基準は、過去を代表します。

2 父母は現在の王
 自分の父母は、この家庭世界の全体を代表した王です。自分の父は家庭の王であり、母は家庭の王妃です。ですから、世界のどこの誰の父、母よりも貴く考えて、その命令に絶対に服従しなければなりません。
 これは私の言葉ではありません。先生が作って言った言葉ではありません。原則的な内容が、そうすべきなのです。原理でそうであるべきではないですか。そうでしょう? 勝手に言う言葉ではありません。原理的な内容を話すのです。先生がここにいて、サタンがけんかを仕掛けて、サタンを追放したのです。「サタンの王権を出せ!」と言ったのです。
 父母は、現在の家庭の王です。我が家に、全部が集まっています。我が家庭は、小地上天国、小天上天国です。王権、「真の父母」圏、すべてをもっています。
 このように、幸福であり得る平和の基地が自分にあった、ということが分かりませんでした。これを崩すためにサタンは階級闘争、母、父の闘争概念、父子間の闘争概念、兄弟闘争概念を全部突っ込んだのです。これが悪魔の哲学でした。何と言いましたか? 父母は現在の王、王圏をもっているのです。

3 子女は未来の王
 子女は未来の王権を伝授されるのです。皆さんが今まで結婚しないで、これから未来の氏族の前において王の血筋を引く者を育て、大きな国の王として送るために王の血筋を引く者を育てている、という心をもつべきです。
 それゆえ、生んで、教育して、育てて、出世させることを願うでしょう? 生まれた時に「真の父母」になり、真の師になり、真の主人の立場に立てようとするのが、人類のすべての父母たちと国家が願う望みではないかというのです。それは同じです。子女は、未来の王なのです。