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第九章 「真の父母」に関係した指示のみ言 : 第二節 1991年10月20日の指示のみ言 : 一 「真の父母」圏主体 |
皆さんはすべて、皆さんの氏族の主体的父母です。「真の父母」圏において、氏族的主体の父母になるのです。
三代前のおじいさんが、皆さんをおじいさんとして侍るようになります。孫がおじいさんになるということは、天地開闢です。山を越えるようになるとき、誰が先頭に立つかというと、反対された統一教会が先頭に立って越えていくのです。
越えていくとき、誰がまず越えますか? 孫が先に越えるでしょう。お母さん、お父さんはついていかなければなりません。三代がその道をついていかなくてはいけません。自分一人勝手に行くというようになれば、遭難して全部こっぱみじんになるのです。ただこの道だけが生きる道であるために、ついてこなければならないのです。
それゆえ、父母圏主体です。我々の故郷から、新しい先祖として、全体的勝利の「真の父母」の伝統を受け継いで、それを再び氏族の前に植え付けるのです。それが皆さんの責任です。それゆえ、皆さんが夜も昼も涙を流さなければなりません。
先生がそうです。先生は、すべての友になることができます。ですが、どれほど寂しいか、皆さんは分からないのです。友達がいません。
見なさい。北で監獄に行くとき、六千年の歴史の精魂込めた基盤が、一日にしてみな崩れていきました。新婦の道理を果たすべきキリスト教が裏切りました。新婦を捜してきたその新郎が、一人しかいない新婦に裏切られたので、行く所がありますか?
その新婦に天が備えてくれたすべてが、世界の財産であり、そこに民主世界がつながっており、キリスト教世界がつながっていたのです。その時が、統一天下になる第二次大戦直後でした。
うらやむことなく、必要なものがない、そのような環境において、先生が四十代にアメリカのすべての君主を治めて率いるべき歴史だったのに、四十代に出発する結婚式をしたのです。帰ってきて、死なずに蕩減しなければならないのです。
その14年間、イエス様が宗族的メシヤ活動をしていた14年間が、長成期完成級であるために、7数プラス7数、14年目の1960年に帰ってきて、お母様を迎えたのです。それで、この7年路程が残ったのです。
これを中心として、初めて1960年から1968年までに「父母の日」、「子女の日」、「神の日」まで決定して、初めて世界的な途上に現れるのです。その時、皆さんを全部追い出したでしょう。3年路程に行ったでしょう? 先生と共に行ったのです。その基盤の上で、アメリカに飛んでいったのです。世界的出発をするのです。今、全部数理的な路程を経てきたのです。
歴史はそのようにして明けてきたのです。先生が門を開いてあげたその道に、歴史の黎明が過ぎ、朝が訪ねてきたという驚くべき事実を知るべきです。今は、統一教会に春の時代が来たのです。
これは天の一族のみ旨ではありません。万族のみ旨であるために、2万4千名以上の家族を全世界の宗族的メシヤとして送ったために、これを掃討し得るサタンの力がないのです。これは、いつまでも主体思想として残り得るものです。
今まで、国債ハイウェイ理想とか、地上天国理想とか、大学連盟理想、また、世界の学者界を結んで「PWPA」(世界平和教授アカデミー)等の100個以上の世界組織をもつなど、世界のどこの誰ももてない版図をつくって、王権、王者、全部頂上にいる者たちを中心として、言論界から学界、政界、また、実業界、文学界の最高の頂上を集めて、このような準備をしてきたのです。
それが言葉だけではありません。事実の背景に、どれほど血のにじむ曲折の事情が秘められているか、皆さんは知りません。夢にも分からないのです。お母様はそれを知っています。その言葉を言おうとすれば、のどが詰まるのです。
先生がどれほど身もだえしたかということを、お母様は知っています。お母様自身は眠りますが、先生は夜を明かして勉強するのを見るとき、お母様が立ち尽くして泣くのを私は何度か見ました。不足なこの女性が、眠っていたとして恥ずかしがるのを見ました。このような暮らしを私が知っているのです。そのような事情が身にしみるようになるとき、先生に対する話は、のどが詰まるということを知るべきです。
神様の前に祈るようになれば、神様が祈る人ののどを詰まらせて、泣かせて慟哭させるということも、そのような事情があるためです。ですから、私は寂しくありません。神様が私を知ってくださり、妻が知ってくれて、息子、娘が知ってくれ得る環境になっているために、統一教会は滅ぶことのない版図ができているのです。
その伝統的勝利の特権を任せて、全権時代として皆さんの国に、皆さんの故郷に、皆さんの一門の前に、この柱を打ち込んで、求道の王の場を築くのが宗族的メシヤの使命だと知るべきです。
天地の歴史があれば、これ以上の福がないのです。皆さんは長子権の主体になられなければなりません。皆さんは、値打ちのない立場に立ちましたが、内容は貴いということを知って、厳かにして腰を伸ばさずに行かなければなりません。先生が頭を下げて3年間興南で監獄生活をしようとして背が曲がりましたが、皆さんはそれ以上に頭を下げて、顔を上げられない負債を負った者の恥を忘れてはなりません。民族と国家が、南北が統一されるその日を見通し、アジアの統一を誓い、民族を指導することができる旗を掲げて、東西四方で喚声とともに、世界の戦いに出ていくべき使命が残っているということを知るべきです。
その訓練過程が宗族的メシヤとつながるのです。これが最初の段階です。今から蘇生、長成、完成段階が残っています。三段階がまだ残っています。アジア的宗族的メシヤ、世界的宗族的メシヤ、これが一編に成されてくるのです。
これをつなげる責任を、先生が死ぬ前に果たさなければなりません。そうしなければ、万国の統治権体制をつくることができません。それを誰がしますか? 教会長がするのか、洪性杓、朴普熙がするか、誰も知りません。
先生が霊界にいつ行くか分かりますか? 時日がどれほど切迫しているかということを知るべきなのです。先生がいる間に、この体制をみな備えて終えるべき厳粛な使命があるのです。過去、現在、未来の讒訴を逃れ得る運命が、我々の双肩にかかっているという事実を知り、ひと足、ふた足、一歩、二歩、気をつけて行かなければなりません。千斤、万斤になり得る価値が、自分の足跡に残るという、このような高貴な歩みを残して、褒めたたえられながら、民族が皇族圏として王の場を築くべき責任があるということを知るべきです。
それでこそ、その天国の故郷に真の勝利的三代が、初めて自分の故郷と言えるのであり、アダム先祖、イエス先祖が完成するのです。一次アダム、二次アダム、三次アダムの恨多き歴史的先祖たちが、「自分の故郷である!」と言える、このような伝統を再び移植させてこそ、解法圏が繰り広げられるということを知るべきなのです。