第八章 「三大主体思想」と「真の父母」宣布 : 第三節 「真の父母」宣布」と王権 : 四 先生が「真の父母」であられる

 今、真の御父母様を宣布することができる基盤をみな築きました。「文総裁は『真の父母』ではない!」と言える人は出てきなさいというのです。既成教会の牧師も、私の前に来てみなさい。我が国の大統領、政党の党首の中で「違う!」を言える人は出てきてみなさい。
 アメリカ大統領なり、ソ連のゴルバチョフなり、この地上の国を治めて声を大にする人が出てきて、文総裁が「真の父母」であるということを否定できる論理を立ててみなさいというのです。その次に、私の言葉を聞いてみなさいというのです。百発百中、微動だにし得なくなっています。

 私は愚かな人ではありません。皆さんより賢い人なのです。世界の口八丁手八丁の人たち、羽ばたく輩たちを、全部翼の下に抱き、治めて生きてきた人ではありませんか。うちの教授アカデミーだけでも、120カ国にあります。そこにはノーベル賞受賞者もたくさんいます。
 そんな背景があるために、『ワールド・アンド・アイ』を4年もかけずに、世界の名のある雑誌として、世界のチャンピオン雑誌として作っておいたのです。私はそのような囲いをもった人です。

 今日統一教会で、私は「真の父母」という看板をもっています。では、文総裁は何をする人ですか。神様を誰よりも好きな人です。神様を誰よりもよく知っている人です。そして、永遠の道をはっきりと教えてあげる人です。それでいいでしょう。息子、娘を生んで「死になさい」と言う人がいますか。「永遠に福を受けながら生きなさい」と言うではないですか。
 「真の父母」がすべきことは何ですか? 死亡圏内にいる皆さんを解放させて、永遠の生命の道に移譲させるための責任をもっている世界的、歴史的人類の代表者が文総裁であり、その方が「真の父母」です。
 「真の父母」は真の愛をもっているために、その人と神様の愛と内容が統一的に一致する帰結点、帰一点をもっている人であるというのです。
 それゆえ、真の愛を中心として、偽りの愛を片づけてしまうのです。偽りの愛は、一度でも投入するすべを知りません。もらっていこうとだけするのです。ですが、真の愛は、投入すれば全部解消することができ、贖罪による救いが可能なのです。分かりますか? 真の愛からのみ、これが可能なのです。それゆえ、文総裁によって神様を知るようになるのです。その次に、「真の父母」は真の愛を教えてくれなければなりません。それが先生の責任です。

 今は世界において、文総裁をつまみ出す人がいません。力でも私にかなう人がいないのです。私が悪宣伝してみれば、どのようになるか分かりますか。この大韓民国が困難になるのです。
 左傾学生たちを誰が収拾してくれたか、分かりますか。去る5月、大韓民国建国以来一番の混乱期という時に、ゴルバチョフの看板でさっと全国をさらったので、「ああ、政府は信じられないな! 文総裁を信じなければならない!」と、このようになったのです。こうして方向をしっかり収拾しておいたのです。
 そこで何をしましたか? 「真の父母」を宣布するのです。私は「真の父母」として来たのなら、「真の父母」だと宣布すべきであって、しないでどうして天上世界に行って、神様の前に顔を上げられますか。違いますか? 本当の「真の父母」の使命をもってきたなら、民族の前に、世界の前に、「真の父母」だと宣布しなければなりません。そうでなくて、どうして顔を上げていきますか。
 イエス様は、自分をメシヤだと宣布しましたか? それが問題なのです。宣布したなら、キリスト教は血を流しませんでした。血を流すことの十倍蕩減することができるのです。宣布できなかったために、その世界的な基準が現れるまで、サタンが勝手にするのです。私はそれを知っています。
 北韓では、サタン側の父母の立場を占領して、金日成という偽りの父母が出てきたでしょう? 略奪です。全部が略奪です。キリスト教を滅ぼしたのです。今は私が「真の父母」を宣布することによって、金日成は下っていくのです。このようにして、回して捕まえるのです。
 そのような時が来るために、私は平壌に入城して、平壌大会をしようと計画するのです。それは私がするのではありません。アダムが天使長と戦いますか? そうしないでしょう? アダムは天使長と戦いません。天使長が堕落したので、天使長にさせなければなりません。
 それゆえ、今までの世界的天使長であるソ連にさせて、今までのアジア的天使長である中国にさせて、エバである日本を通じて、エバを中心として天使長と一つにして、金日成を屈服させるのです。
 その人たちを一つにして、私が乗って入るのです。そこで「世界平和連合」を宣布してしまえば、どれほど素晴らしいでしょう。ゴルバチョフを来させ、江沢民を来させ、日本の総理を呼んでおいて、ブッシュ大統領を呼んでおいてするのです。
 そのようなことを言う人も、韓国に私しかいないのです。盧大統領にこれができますか。それは何をもってできるのですか。そのような基盤を、すべて築いたのです。

 先生は流れいく男ではありません。歴史時代に、すべて為政者の背後のいかなる道も知らずに生きる人ではありません。既成教会の指導者たちは分かりませんが、私は確実に知っているのです。
 歴史時代に、極めて愚かな代表者として烙印を押された、統一教会と文総裁が、亡国の僕になりましたか? 神様が滅びますか、栄えますか? 文総裁と神様とどういう関係ですか? 「真の父母」とは何ですか?
 文総裁が「真の父母」だと宣布したでしょう? 「真の父母」ではないのに「真の父母」だと宣布すれば、霊界に行って地獄にいる霊人たちが刃物で刺して、善なる霊たちが刃物で刺すはずなのに、それほど怖いことを知らずに私が「真の父母」だと宣布するでしょうか。
 「真の父母」とは何ですか? けさ、李載錫が話したのですか? 「円仏教(注:韓国の新興仏教)と我々の教理の討論をするのに、円仏教は救世主理論を言うが、統一教会は『真の父母』理論をいう。救世主は信じて捨ててもいい。しかし、父母は宿命的なのにどうして捨てるか?」と、そう言ったというのです。そのようなものです。捨ててみなさいというのです。万宇宙の天地のすべてが、「こいつ! 地獄に行くべき輩よ!」と言うのです。
 堂々とした立場が、統一教会の「真の父母」の立場です。これを悪魔が知っているために、全世界を動員して、私を四方から攻撃しました。そこに共産党が加担し、すべての教派という教派、宗派という宗派が、私に反対しませんでしたか? そこにマフィアからテロ集団まで、全部合わさって、私を追放しようとしました。あぜんとするでしょう。ありとあらゆることをやって、攻撃をしたのです。

 皆さん、文総裁を「真の父母」だと言いますが、私はその「真の父母」という言葉が嫌いな人です。それは、どれほど恐ろしい言葉でしょう。「真の父母」になれば、真の息子、娘を生まなければならず、真の息子、娘を育てなければならないのです。ここに一門がつけば、真の一門を率いなければならず、これが民族に拡張されるときには、民族を率いなければならず、国家に拡張されるときは、国家を率いなければならず、世界に拡張されるときは、世界を率いなければならず、天地の前に霊界と肉界にいっぱいになった人類に拡張されたということは、それを率いる能力がなければならないのです。とてつもないことです。そのようなことをみな知っている人です。
 では、なぜ「真の父母」という言葉を発表したのでしょうか。私も発表するのは嫌です。しかし、発表しなくなれば、統一教会の教理が間違うようになります。分かりますか? この発表をしないようになれば、統一教会の教理がうそになります。真理がうそになるようにできないので、仕方なく、真理が真理らしくなるためには、私の体が裂けて踏まれて、どんな醜態をさらす恨があったとしても、受難と迫害を受けたとしても、断然と断行しなければならないのです。それで、そのような男になったのです。これが、統一教会の文総裁が他の宗派の宗派長、教祖たちと違う点です。