第八章 「三大主体思想」と「真の父母」宣布 : 第二節 「真の父母」宣布 : 五 「真の父母」宣布は驚くべき事実

 先生は、左翼、右翼を収拾しました。この道は歩んでくるまで、先生がどれほど苦労をしたか分かりますか。頭翼思想を中心とした神主義が、学校からすべての指導層の認定を受けて、それを公認することができる版図をつなげなければならないのです。それで、ソ連政府、アメリカ政府が今、「レバレンド・ムーンを中心として暮らすようになれば、アメリカも生き、共産党も生きる」と言えるようにならなければならないのです。
 私がモスクワに入ったとき、CIAは、レバレンド・ムーンが共産党を消化しこそすれ、共産党に消化されないということを、既に予測していました。アメリカの政策の方向において、六ヶ月以内に行くべき道を教えてあげた人が私です。軍事力を削減しようというソ連の政策を、アメリカが心配して躊躇している局面を、全部教育することによって、そのすべての峠を越えさせておいたのです。
 今振り返れば、どこに行くべきですか。世界に再び還故郷して、国を越えて再び故郷に行かなければなりません。アダム・エバの家庭から、堕落の先祖が始まったので、この仮面を脱がさなければなりません。三代の時代に、三代先祖の過ちをぬぐわなければならないのです。
 アダムが堕落したでしょう? 悪魔が人類の真の先祖を殺してしまいました。一代のアダムが堕落することによって、神様の怨讐になってしまったのです。その次には、第二次の「真の父母」として来られた方がイエス様です。メシヤです。救世主として来られたこのメシヤを、人類の民たちが、自分の息子、娘たちが、人が、捕まえて殺しました。「真の父母」を捕まえて殺したので、国のその罪が、どれほど大きいですか。逃れることができないのです。
 それゆえ、イスラエル民族が、二千年間、流離弧客(注:さすらいの一人旅)したという事実を知るべきです。すべてのこの歴史的背後をたどってみれば、数多くの人が剣により血を流し、馬のひづめにけられ、怨恨と呪詛(呪い)の露と消えていったのです。そうして、やっと二千年の歴史が過ぎて、初めてアメリカの後援のもとに独立することができたのです。
 悪魔が我々の父母を殺してしまい、悪魔の息子、娘たちが第二次の「真の父母」を殺してしまい、第三次に来る「真の父母」を全世界の悪魔が、すべての思想と、すべての体制を動員して殺そうとしました。しかし、死なずに千辛万苦して生き残り、今は父母の道理を、「真の父母」を地上に宣布することができるという驚くべき事実! これをどれほど天が願ったでしょうか?