第八章 「三大主体思想」と「真の父母」宣布 : 第一節 「三大主体思想」と「真の父母」主義 : 一 「三大主体思想」は我々の願い

 人間の願いとは何でしょうか? 堕落した人間の願いとは何でしょうか? 息子、娘を生んでも、その息子、娘がサタン世界から迫害されず、天国に直行するように育てることができる、真なる父母になるべきだったのです。ところが、そのようになれなかったのです。真の息子、娘を生んで、天国に直行させ得る「真の父母」の身代わりになるのが願いです。皆さんも全部良い息子、娘を生みたいでしょう? 世界で一番優れた子女をです。それができませんでした。それを、どのようにするかが問題です。
 その次は何でしょうか? 天使長が、神様の息子、娘であるアダム・エバを教えることができませんでした。我々がどのようにしても、我々の子女たちを神様の息子、娘として育てて、神様に必要な人として教育するかということが、最も重要な問題です。
 皆さん、みんな先生になりたいでしょう? 手本になりたいのではないですか。それで、皆さんは、熱心に働いて、国を代表し得る大統領の身代わりになりたいし、その国の会社とか、すべての行政部署の主人になりたがるのです。出世しようというのです。そうではないですか。それは何ですか。真なる主人になろうということです。
 これが我々の三大念願です。一つは真なる父母、その次は真なる師、真なる主人。皆さんもそうでしょう? 出世してアメリカの州知事になりたいし、大統領になりたいでしょう? そうですか、違いますか? しかし、そうなる前に、家の主人にならなければなりません。家庭の伝統を相続して、先祖に代わり得る、神様に代わり得る主人の立場に立たなければならないのです。そうすることによって、すべての家庭と国が尊敬するのです。この三つには、世の中のすべてが入るのです。真なる父母、真なる師、真なる主人です。
 皆さんがすべて真なる父母になるべきであり、真なる師になるべきであり、真なる主人になるべきです。これが「三大主体思想」です。「この三大主体思想」の根とは何でしょうか。真の愛です。この真の愛とは何かというと、自分の100パーセント以上を投入し、また投入し、また投入しようということです。そのような思想をもった父母であり、師であり、主人であるということを知るべきです。根は一つです。
 それゆえ、「真の父母」と言うときは、必ずその右に師が来て、左には主人が来なければなりません。いつもついて回るのです。息子、娘を生むからといって、誰でも「真の父母」になるのではありません。息子、娘を生んで、育てなければなりません。息子、娘がお母さん、お父さんに乗って、回らなければなりません。教えなければならないのです。