第七章 「真の父母」を中心とした生活 : 第八節 「真の父母」の心情伝授と相続 : 一 心情の伝授

 皆さんが、今、「真の父母」の心情と神様の愛とその心情をどのように体恤するのですか? これが問題です。その境地にどのように入るかというのです。そうするには、堕落しなかったアダム・エバにならなければなりません。サタンが讒訴できてはいけません。では、サタン世界でどのように解放されるのですか。サタンと戦って勝たなければならないのです。そうするには、どれほど苦労しなければならないでしょうか。どれほど苦労して、どれほど苦しくなければならないかというのです。
 ヤコブも十回だまされ、モーセも十回だまされ、イエス・キリストもそのようにだまされました。先生も同じです。それを克服していかなければなりません。そのときに、神様の心情を知るようになるのです。御父母様の心情を知るようになるのです。そうでなければ、絶対分からないのです。そうでなくては、サタンが離れないのです。サタンの前に勝利できない限り、父母の心情を知ることができず、神様の心情を知ることができません。ですから、我々は一線に行かなければなりません。全員が一線に行かなければなりません。
 このようにしないで楽な考えをする限り、神様の愛と父母の愛、父母の心情圏、神様の心情圏に訪ねていくことができないのです。ですから、一線に送り出さなければなりません。全部迫害され、蔑視され、殴られ、ありとあらゆることをされてこそ、そこで心情が伝授されるのです。伝授式が、そこで起きるのです。
 ですから、レバレンド・ムーンのように、いつも先頭に立って行かなければなりません。そうでしょう? 一線で受ける迫害が、どれほどひどかったか! ですが、それは当然なのです。皆さんがそれを消化すれば、神様が保護するでしょう。同じ立場に立つことによって、同じ心情を体恤することができるのです。何の話か分かりますか?
 その心情をどのように体恤するかが問題です。「真の父母」が本当の父母であり、神様が自分の父であるということを、どのように自分が分かるかというのです。どのようにこの骨肉が知るか、というのです。自分が考えなくても、この細胞、肉体が分かるかというのです。サタンの讒訴を受け得ない立場を克服しなければなりません。何のことか分かりますか? それが一番問題です。どのように御父母様の愛を体恤するかという問題が質問の中心ですが、答えは簡単なのです。世界的舞台でサタンに勝利した、本然のアダム・エバと同じ立場に立ち得る自分にならなければならないのです。
 そうするには、血涙をどれほどたくさん流し、サタンの前にどれほど讒訴されるでしょうか。蕩減路程を経ていき、勝利してからこそそれが起こり得るので、どれほど苦労なことかという事実を知るべきです。はっきり分かりましたか? いくらその立場が嫌で、いくら祈っても、いくら何をしても駄目なのです。直接体恤しなければならないのです。その立場に行けば、すぐ体験するのです。直接指導するのです。何の話か分かりますか? 父母の心情を知るためには、一体ということをどのように感じるか、ということが大きな問題なのです。サタンに勝利する前には、絶対できません。来ないのです。
 私がきのう、おとといも話しましたが、送電所を造っておいたというのです。送電所を造って、電線を掛けておいて、そこに個人的、家庭的、氏族的、民族的、、国家的、世界的、天宙的、神様まで、このような塔を造っておいたというのです。それなら、今、心情の電線を歩かなければなりません。これは、誰が歩くべきですか。先生がするのではなく、神様がしてくださるのでもありません。皆さんがしなければならないのです。