第2章 死と霊界 : 第一節 人生必然の道 : 3. 生命の主人は神様

 生命の起源は何でしょうか。自分ではありません。生命の起源も自分を超越したものでなければならず、目的も自分を超越したものでなければなりません。自分の生命は、父母や社会、民族、国家を通じて生まれたのではなく、それを超越した絶対者である神様から始まったと言うべきです。動機を絶対的な立場にある超越的な動機と結びつけなければなりません。時代的な因縁とか、環境的な因縁、あるいは社会的な与件に結びつけてはいけません。超越的な原因に結びつけ、超越的な目的に結びつけてこそ、飛躍し超越して、脱出することができるのです。
 自分の生命を超越的な動機に結びつけなければなりません。自分の生命の出発は、自分に始まったのではありません。絶対者であられる神様から出発したのです。自分を超越的な動機に結びつけるようになれば、死んでも超越的な過程で、神様のみ旨によって死ぬようになるのです。