第7章 地上人と霊人との関係 : 第三節 霊的新時代の到来と再臨復活 : 2. 統一式と霊界協助

 今回先生が帰ってきて陰暦の2月1日、何をしたかというと「統一式」というものをしたのです。皆さん、統一式が何の話か分からないでしょう。
 復帰の路程を歩んで行くにおいて、個人完成し、家庭完成し、氏族完成し、国家完成し、世界完成し、これが直線でつながらなければならないのです。
 地上で先生が個人基準を中心として、家庭基準、民族基準、国家基準を中心として行ってきましたが、霊界とつながっていないのです。霊界もつながっておらず、統一教会の家庭を中心としてもつながっていないのです。道は築いておきましたが、この道を中心として霊界とつながらなければならず、地上とつながらなければならないのです。それでこそ、統一の式が生まれるのです。
 その統一の式というものは、いつ生まれるのでしょうか。今キリスト教が世界的民主主義国家を中心として発展してきたので、世界的基盤が築かれるようになる時に初めて統一することができるのであって、その道が築かれなければ、統一の基準をつなげることができないのです。その時までは、国家的基準を中心として世界基準に向かうだけであって、これをもって決定は下せないのです。それを固着させてしまうことはできないのです。
 今まで先生がアメリカに行って築いた基盤によって、今これをつなげることができるのです。国家と世界がつながり得る時が来たのです。そのような世界的基準を中心として、この霊的基準が世界基盤につながり得るようになる時に、初めて霊界もつながるのです。
 霊界は大韓民国や日本の霊人がみなつながっていないのです。各国の国の霊人たちが、自分の国だけにつながっているのであって、世界的な一つの道に集まって「どこに行け」と言えば、全体が動員するようになっていないのです。地上で解決してやる前には、霊界でこのような整理ができないのです。
 それゆえ、霊界を見るようになれば、日本人と韓国人と怨讐になります。日本人たちと中国人たちと、全部怨讐だと言うのです。国家間に、どれほど怨讐の霊たちが多いでしょうか。その怨讐の霊たちが全部反対するために、それをつながなければならないのです。
 それで昨年(1975年)5月1日、何をしたかというと、総解怨式をしました。全体を解放してあげ、全体を許してあげる解怨式をしたのです。サタンまでも解放することができる道を開いてあげたのです。総解怨式をすることによって、怨讐を怨讐として対することができず、みな許すのです。先生から見るならば、サタンが怨讐ですが、サタンまでも許すようになれば、神様が怨讐として考えないように、それ以上の怨讐がないのです。
 今は、統一され得る時が来ました。地上と霊界が一つになれば、どのようになるのでしょうか。
 堕落によって霊界と地上が分かれたのです。神様とアダム・エバが分かれたのです。アダムとエバの間に心情的決裂が起きたのです。それゆえ、地上と霊界と一つになった立場に、アダムとエバの家庭を中心として、氏族を中心として、民族を中心として、国家を中心として、世界を中心として、超民族的な構成形態が繰り広げられれば、世界的な統一圏を形成することができるという論理が形成されるのです。
 そのようなことを解決しなければならないので、アメリの地ではだめなのです。