第7章 地上人と霊人との関係 : 第一節 霊的現象と霊人の解怨 : 1. 善霊界と悪霊界

 霊界は、二つのグループになっています。霊界は、サタン世界と神様の世界になっています。霊界のサタン世界から善の神様の世界に早く行くことができるその道さえ取り出せば、地上は自然に解決するのです。その道は、どのように行く道でしょうか。霊界のサタン世界に行って、、個人、サタン家庭、サタン氏族、サタン国を全部天の側に引き継ぐ秘法さえもてば、それが可能なのです。
 霊界にそのような時が来れば、地上にもそれが反映されるために、すべての変遷が早くその世界に転がって越えていくというのです。

 私たちが実践する新しい運動は、何の主義でしょうか。神様がいるなら、神意による主義です。神様がいるなら、霊界があるでしょう。霊界があるなら、霊界は今まで歴史始まって以来の数多くの私たちの先祖たち、今生きている数多くの人類、これから来る数多くの人間たちが全部行ってとどまるところです。
 霊界にも善の霊界、悪の霊界があるでしょう。悪い人たちは、必ず悪の霊界に行かなければならないでしょう。もし神様と何かの関係を結ぶことができる人間が残り得る一つの集合体が霊界なら、その霊界も不可避的に二種類になるのです。これは、悪の種類、善の種類です。
 では、悪の種類が何で、善の種類が何でしょうか。神様も悪の霊界と、善の霊界が和合して、人間世界が和合できることを願うでしょう。それで各自がもった目的も達成すると同時に、各自が全体目的も達成することができる、理想的二重結果の立場を追求するだろうというのです。人間には、二重目的、すなわち、個体目的と全体目的があります。
 今まで人類歴史は何を追求してきましたか。善が何であり、悪が何でしょうか。なぜこのように塗炭の苦しみの中に暮らさなければならず、壁にぶつからなければならないのでしょうか。その出発点から、行く過程、終着点の内容が、異なるためです。内容を分析すれば、簡単だというのです。

 霊界がどのように発展し、どのように動き、この地上と関係を結んでいくかという全般的な内容を知らずには、はっきりと知ることができないのです。はっきりと知ることができないのです。霊界というなら、善の霊界と悪の霊界、このように二つに分けることができます。その世界は、実存する世界です。地上世界の人たちは分かりませんが、そこは確実にある世界なのです。
 霊界でも、善の霊人たちと悪の霊人たちが闘争しているのです。霊界にも闘争があるというのです。善の霊は、悪の霊を扇動して良いところに連れて行こうとし、悪の霊は善の霊を何としてでもいいところへ行けないように妨げようとする戦いを続けています。
 サタンを中心として、悪の霊がつながっていますが、その悪の霊の統治圏内に今日地球星の人間たちが暮らしているというのです。それはなぜでしょうか。今まで行った先祖たちは、善の霊も悪の霊も全部霊界に行っているために、その善の霊も、堕落した世界において区別されたという条件をこの地上で立てて善の側に立っているのかどうか神様がご覧になるとき、完全な善の立場に立っていることはできないのです。神様の本然の理想世界、本然の人間が行くことができる理想的善権に向かって行くにおいて、善の霊たちはそこへ前進しようとし、悪の霊たちはそれを妨げようとしているのです。悪の霊界と悪の世界というものは、いつでも通じます。いつでも連絡できます。善の霊は、悪の世界で対立して、反対される立場で生きて死んだ霊なのです。それは、宗教を信じていった霊人たちです。

 最後に、もし宗教どうし互いに戦うならどのようになりますか。そのような現象が起こりやすい時代にあります。そのような時代を防備するために、統一教会が生まれたのです。統一教会は、それを防ぐための防備材です。それで宗教戦争時代には霊肉共に防備するのです。霊界は地上を占領しているのです。
 霊界には、霊人が何千億もいるでしょう。日本の1億は問題ではありません。それは、足の下の埃ほどにもなりません。数千億、数万億の霊人たちが、地上を占領するための攻略をしてくるのです。ノイローゼ現象がその一つなのです。
 2000年代を越えれば、その時はみな霊的に通じるかもしれないのです。悪霊に通じるなり、善霊に通じるなり霊的に通じるようになれば、戦争をするなといっても、戦わざるを得ません。そうする時が来るかもしれないのです。それを防備しなければならないのが、原理の使命なのです。
 高いアンテナには、ピーピー音が出ます。それがノイローゼ現象です。最も恐ろしいことは、悪霊だけ動員して地上攻略をしてくることです。そうする場合にどのようになるかが問題です。いくら人が全地球星に満ちたとしても、悪霊に攻略されてしまうのです。それで、神様はそこまで準備しておられるのです。善霊たちを中心として、霊界の基台を広げてきているのです。