第5章 メシヤと霊界 : 第一節 メシヤと霊界 : 2. 再臨主と霊界

 再臨主は第三イスラエルだけではなく、第一、第二イスラエルの先祖として来なければなりません。
 再臨主は、霊界を収拾しなければなりません。霊界を収拾してくることで、第一イスラエルを立てた基台の上から出発しなければなりません。霊界にいる人たちは、真の父母と因縁をもっていることができないので、この過程を経なければなりません。霊界には十二支派型がありますが、第二イスラエルになるべきキリスト教は、支派編成をすることができる中心を失いました。ですから、統一の理念を立てて、支派編成をしなければなりません。

 神様は無形なので霊界に行っても見えないのです。それゆえ、神様は体をもった父にならなければならないのです。体をもった父になることによって、見えない無形と有形が一つになるのです。それは、宇宙が一つになることを象徴するのです。それゆえ、形を造るために、アダムとエバを造ったのです。その形を造るには、愛によってのみ可能なのです。愛があってこそ神様の形状に似た形をもつようになります。アダムとエバが神様の形をもつようになれば、彼らの心の中に神様がいらっしゃって、神様が地上世界と無形世界を統治するのです。神様の王国をつくるのです。神様の王国は愛の王国だというのです。愛を中心として初めて霊と肉が合わさるようになっていて、他のものをもっては合わさることができません。