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第4章 天国 : 第三節 天国の門と天国入城 : 2. 真の父母と天国の門 |
今日、統一教会の使命は何ですか。統一教会は、過去の宗教とは異なり、個人的な救いだけを願う宗教ではありません。堕落しなかった本然の理想世界を願う宗教です。本然の理想世界は、人間が完成して、神様の愛の中で夫婦の因縁を結んで、息子・娘を生んで、天国に行くことを言います。
お父さんが地獄へ行き、お母さんが天国に行って、何が天国ですか。父母は天国に行って、子供が地獄に行けば、それが何の天国かというのです。天国は、父母と子女、氏族、民族、国家がみな入る天の国です。
人類が偽りの子女として出発したので天国の門を開いて入るには、真の父母が出てこなければなりません。神様は自ら天国の門を開くことができるそのような能力がありながら、なぜしないのでしょうか。堕落は、人間がしたために、罪を犯した人間が罰を受けなければなりません。人間が天国を失ってしまったから、人間が捜さなければならないのです。それゆえ、六千年もかかったのです。
では、天国を開門するためには、どのようにすべきでしょうか。僕の立場にいる人に、養子の特権的恵沢を与え、直系の息子と因縁を結ぶようにして、直系の息子に絶対服従させなければなりません。ここで、直系の息子とは誰かというと、堕落する前のアダムです。また、養子は誰かというと、堕落する前の天使長です。本来、養子は僕の立場なので、直系の息子のように愛することができません。
本来堕落しなかったら、霊界に行った人たちは、神様の愛を中心とした真の父母の愛の核に一致した基盤の上につながって、天国に入ったでしょう。しかし、歴史が始まって以来、そのような因縁をもつことができなかったために、全部保留になりました。どこで保留になったかというと、まず地獄で保留になって、その次には楽園で保留になっています。天国は空いています。
天国には誰が先に入るべきかというと、真の父母が先に入らなければなりません。天国が空いていると言えば、レバレンド・ムーンがばかげた話をすると言うでしょうが、イエス様も天国に入れませんでした。天国は一人では入れません。私たち人類の本然の先祖が思春期をすぎて、真の神様の愛を中心として三面が合わさった愛の理想を成して地上で生きて、真なる愛の種を残して父母になり、先に入るべきところが天国です。しかし、まだ神様の愛を中心とした父母としてこの地上に愛の種を残した父母がなく、また、そのような後孫を残した基盤が生じなかったために、天国は空いているのです。
天国に行くには、地獄を経なければなりません。天国に行くには、地獄に勝たなければなりません。地獄に勝った人が、天国に行くのです。地獄を越えて、天国に入る道端にとどまっているところが楽園です。