第3章 霊界 : 第三節 霊界の内容と状況 : 8. 霊界での生活

 皆さん、あの世の霊界に行って、90度になると、東西南北どこへ行っても、数多くの千態万象の社会にもきちっと合います。皆さん、ここに何名いますか? 約500名集まったら、500のタイプがあるのです。そうでしょう? 各自がみな違うでしょう? 似ているグループに全部集まります。それは、コンピューター以上に分析ができています。あの世に行くようになれば、通り過ぎるだけで、自分の角度が分かります。一週間以内に、すべての背後まで、あの秘密の世界の倉庫のどん底までのぞき見ます。言語が必要ではありません。心で言おうとすることを感じるのです。分かりますか。コンピューターのおじいさんのような世界なのです。
 それから、その世界はどのようになっているかと言えば、元素を飲むようなところです。水というと、水の元素を飲みます。元素のようなものが分かりますか。そうして、思う存分飲んで、手を振りさえすれば、元素に戻ります。ごみ箱がありません。
 愛以上に和した神様の前に、相対になることができる人は、考えることすべてを即座に実現化することができます。千万名が宴会をしようとするときも、瞬く間に準備をすることができる世界が霊界です。自分が服を豪華絢爛にして、愛の対象として神様を一度楽しくしてさしあげるというときは、豪華絢爛になります。想像するすべてのことが、可能な世界です。
 そのような世界が分かる人は、地上で生きる楽しみがありません。それゆえ、監獄にぶち込んでも、先生はそれが問題ではありませんでした。世の中で暮らすのは、永遠の世界で一息つくことと同じです。

 霊界に行けば飛んで回るのです。真の愛は最高のスピードをもっているために、広大な220億光年にもなるこの宇宙も、真の愛をもった神様は一歩で飛び越えるのです。皆さんもすべて同じです。霊界では、いくら宇宙体があっても、そこは自分自身の活動舞台です。

 霊界に行けば、うらやましいことはありません。愛の化身体をダイヤモンドに比較することができません。黄金の塊にも、真珠にも、比較することができません。宝石が問題ではありません。愛と化した身体は、もっと美しいのです。
 あの世で芸術家に会うようになるなら、自分が芸術的なすべての素質を瞬間的に啓発して、ついていくことができるのです。万事が可能な世界です。ですからあの世に行くようになれば、歌うところでは歌い、踊るのです。
 神様は絵を描くにも一等だというのです。神様が、傑作品の絵をもってきて張り付けて眺めますか。傑作に行動するこのような創造物を眺めますか。どちらが好きでしょうか。創造物が好きだというのです。そしてその世界は愛の心に酔う、このような最高の立場であるために老いません。

 霊界生活はどうでしょうか。食べるものの心配、暮らすことの心配、着ることの心配がありません。自分の心霊状態のとおりに、願うすべてが可能になるのです。あの世でも食べます。あの世でも自分をまず見れば、血筋が、脈拍がどきどきするのを感じることができます。同じです。霊的な体ですが、同じです。
 自分が何かを食べたいと言えば、食べたいものが、食べることができるように現れるというのです。それがどこから来るのでしょうか。根源の世界を動員することができる、能動的自主性を行使することができる世界が霊界です。それゆえ、全体を動員することができる主体的能動圏をもったものとは何でしょうか。権力でもなく、知識でもなく、お金でもありません。愛です。
 神様がいくら高いといっても「神様!」と愛の心で呼べば、「何だ」と自分の心の中で答えます。「神様どこにいらっしゃいますか」と問えば、「どこにいるかとは何だ。お前の心の根本にいるだろう」と言うのです。神様が本来の根本です。心の根の根本にいます。
 自分が愛に酔って、直感で感じるのを実現するため、命令すればそれがただそのまま繰り広げられるのです。そしてあの世に行くようになるなら、乙女で暮らして一人で行った人たちや、男一人で生きて行った人たちは困るのです。
 そのような人たちはどこかに行って、和合ができません。女性たちの世界に行ってもそうであり、男性たちの世界に行ってもそうであり、行く所がありません。

 私たちが死んだ後には、どのようになりますか。死んでみな終わるのではありません。
 お父さんがもっている愛を引き継いだ息子は、その家の中のどこへ行っても歓迎を受けます。それが原則です。霊界にいるすべての霊人たちも、すべて歓迎を受けます。霊界は永遠の世界です。一生の間、愛を与えるために苦労した人は、老いて死んでもあの世で愛の若者として生まれるのです。愛の美男子として生まれるのです。思春期の愛の歌を歌っても余りある、そのような無限で永遠な生命体として生まれるのです。
 皆さんが霊界に行ってする仕事が何でしょうか。その国でする仕事が何でしょうか。お金を稼ぎますか。服や家が必要ですか。皆さんが願うものを、即座に補給することができます。霊界は、自分の愛の程度で解決することができる世界です。
 願うものは全部、現れろと言えば即座に現れるというのです。しかしながら、自分のために現れろと、いくら大声で死ぬと大騒ぎしてもだめなのです。反対に、天国の王子の立場で王に侍る中で、すべてが必要だから現れろと言うようになれば、即座です。想像できることが、みな可能な世界が霊界です。

 霊界に行って何をしますか。愛の歌を歌うのです。霊界では、相対がオペラ式に言葉を話せば、自分もオペラ式に答えなければなりません。踊って話せば、踊りで答えなければなりません。ただ永遠に喜び、飽きません。一ヵ所で踊りを踊れば天国が全部踊り、一ヵ所で歌えば全部歌うのです。
 霊界ではいつもすべての器官が働いています。どのようなことをするのですか。永遠に寝なくても喜ぶことができる、そのようなものは何でしょうか。愛です。そのような愛の理想だけしっかりともつようになります。そこでは本然の愛を中心として暮らすのです。レバレンド・ムーンはそのような世界を知っているために、世の中にいくら難しいことがあっても越えていくことができ、好きだったことも断つことができるのです。普通の人ができないことを、無慈悲に断つことができるのです。私たちは、それを基準として測定していくのです。