御言の図書館のサイトです。御言をはじめ様々な書籍を閲覧できるようにしてあります。
第3章 霊界 : 第三節 霊界の内容と状況 : 3. 霊界の中心と組織 |
霊界の中心は何でしょうか。それは一つの絶対的神を中心として構成された世界です。その絶対的神がいるなら、その神様は、この天地創造のときの宇宙の起源であられる方です。その方によらないものがないのです。彼に属しているために、全体が彼と共に感じ、彼と因縁をもって過ごしているのです。
例えて言うなら、私たち人間は百兆個にもなる細胞をもっていますが、すべての細胞自体がどのような分野でも感じさえすれば、直接頭脳に連結されるのです。天地創造のときの創造主を中心として、連結されるすべての存在もそれと同じです。しかも人間として生まれて、意識して生きており、善でより次元の高い価値のものを追求しながら悲哀を感じるそのすべてが人間から始まったのではなく、人間の根源から始まりました。それゆえ、過程を経て、根源と通じることができる結果の世界に行っているのが人生です。
霊界はまだ未完成です。なぜ未完成でしょうか。本来、霊界の階級体系は、神様と真の父母、真なる子女を中心としてつながっていなければならないのに、それができていないのです。地上もやはりできていません。
言い換えれば、堕落しなかったアダム主義であると同時に、真の父母を中心とした階級体系が霊界ですが、それができていないというのです。今まで、その中心の中には、仏教を中心とした釈迦牟尼グループがあり、孔子グループがあり、イスラムグループがあります。
それで、霊界は真の父母主義とアダム主義が現れるのを、イスラム教徒や、ユダヤ人や、仏教徒がみな願っています。ですから、統一的な方向を経なければならないために、地上にも真の父母の歴史が世界的な基準を探して上がっていくようになり、すべての宗教の境界線はなくなり、統一運動が霊界の動きによって自動的に現れるようになります。
そして、統一教会が世界主義になると、どのようなことが起こるでしょうか。霊界の霊人たちが、霊界に存在しないというようなことが起こります。目的が地上で完成して、逆さまに入らなければならないために、全部再臨するようになります。全部活動するというのです。今世界中にいる皆さんが動くことを、数千億の霊界にいる霊人たちが願っているのです。
霊界の組織体系の中心が何でしょうか。第一は神様、第二は真の御父母様、第三は真の息子・娘、第四は真なる国です。ここでいう真の子女は、真の父母の直系の血統を受けた子女です。ここで全部国に分かれて国民になるのです。
天国の王宮で、いちばん先に暮らすべき方はどなたですか。天国の王宮の席に座って、統治する方が誰ですか。本来神様を中心として真の父母となったアダム・エバが、天国の王権を支配することができる立場にいなければなりませんでした。堕落しなかったなら、そのようになったでしょうが、堕落したことによってそのようにできなかったために、真の父母が出てきて移さなければなりません。
このような原則で霊界ができているのに、肉界にこのようなものが現れれば、どれほど時間がかかりますか。神様を中心として、真の父母が現れ、真の子女が現れ、真の国民を通じて真の国家が現れなければならないのです。
霊界に行ってみれば、霊界全体が一人の人間に見えます。それで、主体である神様と大きな一人と一つになるのです。そうなれば、全霊界と肉界がみなとろとろになります。神様が跳ねれば、地も跳ね、神様が笑えば地も笑う、そのようになっています。霊界に行ってみれば、一人のような組織になっているというのです。
先生は霊界に行ってすべきことがたくさんあります。霊界に行けば、通じないところがありません。霊界の動きを妨げるものが何もないからです。天の本性品の存在性なのに、それを妨げるようになっていません。みな通じるようになっています。時空を超越しているから、何億年前にいた人が、今もいます。その人たちも若い人として、自分が願う年齢で現れるのです。それゆえ、そのような人にいくらでも会うことができます。
ですから、説明が必要なく、弁明が必要ありません。さっと見ればすぐに分かるようになります。あの人が自分の下なのか、横なのか、高い位置なのか分かるのです。何億という愛のその位階が分かるというのです。その位階は絶対的です。その位階が高い人は自然にその位階に合わせて、自分が立つべき位置に立っています。地上世界とは違います。謀略中傷して出世した人は逆さまになるのです。その反対になります。それで正道を見なさいというのです。