第2章 死と霊界 : 第三節 高い霊界に行くには : 2. 霊界での所有権決定の基準

 昔、私たちは麦飯もなく、食べられずに冷たい部屋で震えていた、そのような日が多かったのです。かえって、そのような日は神様の前に近かったのです。そのときは、国を心配し、世界のことを心配しました。すべてが大きくなって、すべての基盤が拡大されるに従って、どうすれば無数の人々から好まれるかを考え始めたのです。
 知識が多くても、権勢があっても、お金をもったとしても、そのようなものはみな流れていくのです。もって行くべきものは、神様の愛を世界に拡大するために努力したことです。人類を愛し、神様を愛したことが最後に残って、あの世の所有権決定の基準になります。

 復帰の道には、値引きというものはありません。私たちがこの世に来るときは一人で来ましたが、行くときは一人では行けないのです。多くの人たちを連れて行かなければなりません。

 皆さんが霊界に行けば、伝道した人の数によって、皆さんの霊界の所有権が決定されます。それを知るべきです。自分が責任者だったという看板をもっていくのではありません。