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第1章 地上と霊界での人間の存在 : 第一節 人生の路程 : 1. 人間が生まれた理由 |
今日、この世界は丸くなっています。太陽も丸く、地球も丸く、星も丸く、口も丸くなっています。どのようなものでも、みなそのようになっています。それゆえ、丸く丸く回りながら、関係を結びます。そして、丸くなっていても個別的に存在するのではなく、全体に関連性を結んでいます。
では、自分がなぜ生まれたのでしょうか。この大宇宙と拍子を合わせるために生まれました。大宇宙と拍子を合わせるために生まれたというのです。ですから海の波がざぶんざぶんと音を立てれば、自分の心もざぶんざぶんと音を立て、風が気持ちよく吹けば自分の心も気持ちがよく、花が咲いて香りを放てば自分の心も香りを放つことができるというのです。
愛で生まれ、愛で育ち、愛で生き、愛で死ぬようになれば、生むのも有り難いことであり、生きるのも有り難いことであり、死ぬのも有り難いことです。
皆さんは、お母さんとお父さんがこの上なく愛する場に同参して生まれたのです。同参者だというのです。
皆さんは、父母の愛から生まれたので、父母の愛が植えつけられた旗であると思いなさい。それゆえ、旗は愛を表示するために動くのです。一生の間、愛のために生きるのです。ですから、母のために愛の旗を振ってあげ、父を見ても愛の旗を振ってあげ、兄弟たちのためにも愛の旗を振ってあげるのです。
神様には体がありません。ですから、すべての万物を神様の体として、アダムを顔として現したのです。それが創造理想です。
神様はもともと霊的な焦点であり、アダムはもともと肉的な焦点です。その二つの焦点が九十度をつくるのです。それが神様の創造目的であり、人が願う目的です。